韓国・仁川(インチョン)の女子高に勤務していた行政公務員が、性的暴行の疑いで拘束されたまま裁判にかけられた。
彼は7年前、面識のない女性に性的暴行を加えたが捕まらず、未解決で残された事件の犯人であることが明らかになったのだ。
12月2日、法曹界によると、仁川地検・富川(プチョン)支庁は11月、特殊準強姦の疑いで30代の行政公務員A氏を拘束起訴した。
A氏は2017年9月、仁川のある祝祭会場の隣に設置されたテント内で、共犯者B氏と共に女性を性的暴行した疑いを受けている。
なぜ7年前の未解決事件の犯人が、今になって発覚したのか。
その原因は、共犯者のB氏だ。B氏は2023年、京畿道・果川(クァチョン)で別の性的暴行事件を起こして警察に摘発された。そのB氏のDNAが7年前の事件現場で採取されたDNAと一致したのだ。
その後、警察はB氏から2017年の事件について「A氏と共に犯行を行った」という供述を得た。つまりB氏が摘発されたことをきっかけに、A氏の過去の犯行が明らかになったわけだ。
A氏は逮捕される直前まで、京畿道内の女子高で行政公務員として勤務していた。彼は捜査機関の取り調べで容疑を認めた。国立科学捜査研究院の分析の結果、A氏のDNAも2017年の事件のDNAと一致している。
共犯者のB氏は別の性的暴行事件で懲役5年の判決を受け、現在、刑務所で服役中だ。
許されないA氏とB氏の犯行に対し、韓国のオンライン上では「捕まらないから何度も罪を犯し、捕まっても処罰が軽いから被害者が生まれ続ける」「性犯罪はもっと厳罰にすべきではないか」「何もいわず去勢刑に処せ」といった反応が寄せられた。
未解決事件や性犯罪への厳正な対処の必要性が求められている。
(文=サーチコリアニュース編集部O)
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