酒の席で口論となった末、同僚を刃物で刺して殺害したとして、30代のベトナム人男性が韓国警察に緊急逮捕された。
5月7日、全羅南道・長興(チョルラナムド・チャンフン)警察署は、外国人労働者の同僚を殺害した疑いでベトナム国籍の30代男性Aを緊急逮捕したと発表した。
Aは6日昼、長興郡・会津面(フェジンミョン)にある労働者用宿舎で、同じくベトナム国籍の40代男性Bを、宿舎にあった凶器で複数回刺し、死亡させた疑いが持たれている。
事件直後、共同生活をしていた他の外国人労働者たちが管理人に伝え、通報を受けて警察が出動。Aはその場で現行犯逮捕された。Bは病院に搬送されたが、死亡が確認された。
警察の調べによると、Aは「同じ宿舎で生活していたBに対して不満を抱いていた」といった趣旨の供述をしているという。
Aは1年前に、Bは数カ月前に韓国に入国し、いずれも不法滞在ではなかった。
2人は事件当時、酒を飲んでいた最中に口論となったことが確認されており、警察は宿舎で生活していた他の労働者やAに対して、事件の詳しい経緯を調べたうえで、拘束令状を申請する方針だ。
(記事提供=時事ジャーナル)
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