こうした富裕層の定義というのは、韓国でも明確な基準があるわけではないが、最近ではKB金融持株金融研究所が「2021韓国富裕層に関する報告書」を発刊。金融資産が10億ウォン(約1億円)以上の人を「韓国での金持ち」と定義した。
この資料によると、金融資産300億ウォン(約30億円)以上の「超高資産家」は7800人であり、これらの1人当たりの平均金融資産は1550億ウォン(約155億円)と調査された。
さらに、同研究所は金融資産10億ウォン以上400人を対象にアンケートをした結果、「富裕層が考える金持ちの基準は総資産100億ウォン以上、年収3億ウォン以上」であることがわかった。
こうした調査結果を受け、韓国ネット民の間では「天上の世界すぎて現実味がない」「何回生まれ変わったらその位置に座れるんだろう」など、悲哀を感じさせるコメントが目立った。
決して景気がいいとは言えない現状の韓国だが、一部には富を蓄える超金持ちも当然いる。なんとも無情な調査結果だ。
(文=サーチコリアニュース編集部)