韓国大統領選挙の裏で続発した大小の“投票トラブル”とは…太っていて身元確認できない?

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第20代大統領選挙でユン・ソギョル(尹錫悦)当選者が次期大統領に選出された。激戦となった選挙であっただけに、国民の関心も高く、中央選挙管理委員会によると、全有権者4419万7692人のうち、3345万4249人(3月9日18時基準)が投票したという。

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しかし、これだけ多くの有権者が投票に向かっただけに、多くのトラブルも生まれた。韓国の大統領選挙の裏で起きた大小のトラブルを見てみよう。

まず、投票に来た女性有権者が身元確認のために車身分証を提出すると、選挙管理員に「太っていて写真と違う」と言い放たれた事件だ。

侮辱を受けたと感じたその女性有権者は選挙管理員に抗議し、警察に申告。両者の間にしばらく言い争いが発生したが、選挙管理員が有権者に謝罪し、事態は一段落した。

次に、別の投票所で天井に空いていた穴を見つけた有権者が、隠しカメラが設置されていると抗議した騒動も。穴を塞ぐことで決着したが、全体の進行に大きな遅れが生じた。

さらに各投票所では、投票用紙を携帯で撮影しようとする人も相次いだ。これらは厳重注意にされるにとどまったが、同様の事例は数多く発生したという。

選挙事務員を暴行したり、投票紙を毀損したりした場合、公職選挙法第244条により、1年以上10年以下の懲役または500万ウォン(約50万円)以上3000万ウォン(約300万円)以下の罰金に処される。

記標所で投票紙を撮影すれば、256条により2年以下の懲役または400万ウォン(約40万円)以下の罰金に、投票所および50m以内で投票結果を公表する行為も241条に基づき、3年以下の懲役または600万ウォン(約60万円)以下の罰金に処せられる。

大注目だった今回の選挙だけに、普段以上のトラブルも多かったようだ。

(文=サーチコリアニュース編集部)

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