パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム武装組織ハマスの奇襲で火を吹いたイスラエル・ハマス戦争。
その影響は全世界に広がっているが、特に未だ休戦中である韓国では民間の間で不安が大きくなっているようだ。
実際、世論調査会社によると、北朝鮮が奇襲的に韓国側に侵略する可能性を問う質問に対し、「ある」と答えたのは48.3%で、「ない」という回答は47.4%となった。
細かく見ると、「ほぼない」が32.0%、「まったくない」が15.3%という結果に。また、「もしかしたらある」が33.4%、「非常にある」が14.8%と集計され、「よくわからない」という回答は4.4%だった。
ちなみに、2017年9月に実施した韓国ギャロップの世論調査でも、北朝鮮の戦争挑発の可能性について回答者の58%が「可能性がない」と答え、「可能性がある」という回答は37%という結果だった。
やはり、韓国国民の間で緊張感は高まっているようだ。
こうした結果に、韓国国内では「北朝鮮挑発の可能性が高まっているのは、政府の対策の間違い」「対岸の火事ではない」「対北政策が不安」と、厳しい意見が目立っていた。
1945年に分断された韓国と北朝鮮だが、今では「統一は必ずしも必要ではない」という意見も各世代で多くなっている。それでも、両国が再び衝突しないことを願うばかりだ。
(文=サーチコリアニュース編集部)
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