韓国最高裁の電子家族関係登録システムの年度別改名現況を見ると、2008年は12万6005人だった改名人口は、翌2009年には15万9746人で最高値を記録し、2022年まで毎年11万~15万人の水準を維持している。日本と比べても圧倒的に多い改名率だ。
こうした改名率の上昇は、制度の変化も大きく影響している。
過去には改名申請の際、その理由を細かく書き記さなければならなかったが、最近では簡単に改名の理由をチェックすれば良くなったのだ。
このような改名ブームに対し、韓国ネット民の間では「本当に変な名前なら変えてもいいと思うが、両親の気持ちも尊重してほしい」「できるだけ変えないほうがいい。名前はその時代像も大事にしているから」「親がくれたものを変えるなんてありえない」など、さまざまな意見が寄せられていた。
確かに、あまりにおかしな名前であれば、改名したくなる気持ちもわかる。ただ、改名する際にはその名を付けた両親の気持ちも考えたうえで行ってもらいたいものだ。
(文=サーチコリアニュース編集部)