日本のインバウンドが今年も順調なスタートを切った。1月の訪日外国人観光客数が単月として過去最高を記録したのだ。
日本政府観光局が2月19日に発表したところによると、1月の訪日外国人観光客数は378万1200人に上り、前年同月比で40.6%増となった。
過去最高だった2024年12月の348万9800人を上回り、単月として初めて370万人を突破したのだ。
国・地域別に見ると、中国と韓国の訪日客が突出している。1位は中国で98万300人、2位は韓国で96万7100人を記録。3位の台湾が59万3400人、4位の香港が24万3700人であるため、中韓の観光客が突出して多いという結果だ。
特に中国からの観光客は前年同月比135.6%増と、まさに急増した。それに比べると目立たないが、韓国も前年同月比12.8%増としており、こちらも単月過去最高と集計された。
日本政府観光局は「為替レートがウォン安傾向になったものの、臨時公休日の追加により旧正月における海外旅行需要自体が増加したことや、仁川~熊本間や仁川~新千歳間等の期間増便やチャーター便運航等の影響もあり、訪日外客数は単月として過去最高を記録した」と説明している。
2024年に最も日本を訪れたのは韓国人観光客であったが、1月の数字を見ると今年もその傾向は変わっていない。これは予想されていたことだ。
韓国の大手旅行プラットフォーム「ヨギオテ」が2月14日に発表したアンケート結果によると、回答者の97.8%が「今年も日本旅行に行きたい」と答えていた。さらに、日本旅行について「非常に好む」(46.1%)が最多で、「好む」(43.5%)と合わせて89.6%、全体の約9割が好意的な意見を示していたほどだ。
懸念されるのは、韓国人観光客の増加に伴い、現地でのトラブルも増えていることだろう。
最近も、福岡空港で韓国人女性が税関の男性職員に暴行した容疑で逮捕されたほか、北海道の温泉旅館に無断侵入した韓国人男性が逮捕されるなど、トラブルが相次いでいる。
今年も多くの韓国人観光客が日本を訪れていることについて、韓国のオンラインコミュニティでは「日本を批判する人たちが真っ先に日本に遊びに行って、満面の笑みで楽しんでいる」「今年は臨時公休日があったが、なくてもみんな日本に行っただろう」「自分も日本に行く。同じお金を払って、ぼったくられて気分を害する国内旅行よりマシだから」といった反応が寄せられた。
2月以降も多くの韓国人観光客が日本を訪れるのか、その動向に注目が集まる
(文=サーチコリアニュース編集部O)
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