韓国の警察が3月18日午後から、最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表に対する身辺保護措置を開始した。
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警察庁関係者は同日、「李代表に対する身辺保護を実施した」とし、「投入人員や具体的な方法についてはセキュリティ上の理由から公開できない」と説明した。
李代表に対する身辺保護の終了時期は、現時点では未定。今回の警察の措置は、「共に民主党」の要請に基づくものだ。
「共に民主党」は3月12日、複数の議員が「ロシア製の拳銃を密輸し、李代表を暗殺しようとする計画がある」という内容のメッセージを受信したとして、警察に対し身辺保護を求める公文書を提出した。
ファン・ジョンア報道官は、李代表に対する暗殺計画の情報提供について、「『軍側から得たものだ』との言及とともに、非常に具体的な情報が多く寄せられている」と述べ、「李代表の外部露出を減らすべきではないかという意見もあった」と明かした。
警察は公文書を受理した後、「共に民主党」と身辺保護の方法について調整を行ってきた。
イ・ホヨン警察庁長職務代行は同日、国会・法制司法委員会の全体会議に出席し、「オンライン上で与野党(国民の力・共に民主党)双方の代表に対する脅迫事件がかなり多く発生している」と述べ、「ソウル警察庁の公共犯罪捜査隊や警察庁サイバー捜査隊が積極的に捜査に着手している」と明らかにした。
また、警察の国家捜査本部関係者も前日の定例記者会見で、「関連情報の収集活動を強化しており、有力な手がかりが得られれば捜査に着手する」と述べた。
一方、李代表は暗殺説が浮上した後の3月15日、光化門(クァンファムン)で開かれた尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領罷免要求の週末屋外集会には参加しなかった。
前日には、国会で開かれた最高委員会議と緊急議員総会に出席したが、警護員に厳重に警護されながら移動する様子が目撃された。
(記事提供=時事ジャーナル)
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