韓国には、なぜかずば抜けた運動神経を持つ“体育会系アイドル”が多い。体育もできるアイドルという意味で「体育ドル」または「運動ドル」と呼ばれる彼らは、芸能スポーツ番組でプロ選手並みの活躍ぶりを見せている。
代表的な体育ドルと言えば、SHINeeのミンホだ。父親が元サッカー韓国代表選手として活躍したこともあり、その父親の血を継いだ抜群の運動神経を誇る。父親に影響を受けたのか元々はサッカー選手が夢だったそうだ。
アイドルになった現在は、その持ち前の運動神経を芸能スポーツ番組で存分に発揮している。2011年の「アイドルスター陸上・水泳選手権大会」では、水泳、走高跳、50Mハードル走のトリプルクラウンを達成する記録も残した。
ミンホは普段の穏やかな雰囲気とは逆に、スポーツについては負けず嫌いでとことん男前の性格。 「韓国を代表する体育アイドルランキング」では男子部門1位に輝く存在感だ。サッカーはもちろんのこと、陸上、水泳、バスケ、野球、ゴルフなど、スポーツ全般に興味があり、それなりの実力も備えているらしい。まさに韓国を代表する体育ドルだ。
BEASTのユン・ドゥジュンも、自他ともに認める体育ドル。もしアイドルにならなかったら、体育の先生になっていたかもしれないという。趣味と特技がサッカーというだけあって、大のサッカーマニアとしても有名。
彼の“サッカー愛”を見込んだ大韓サッカー協会(KFA)からのオファーによって、Kリーグの広報大使に任命されたこともある。
また同じグループのメンバー、イ・ギグァン、ヤン・ヨソプと韓国芸能人サッカークラブ“FC MEN”で活躍中。ミッドフィールダーを務めている。SHINeeのミンホとはフットサルでよく対決するライバル同士だ。
ユン・ドゥジュンに負けないぐらいサッカーマニアとして有名なのが、JYJのジュンスだ。
2011年から前出FC MENの団長を務めており、2015年からはFC SMILEにも参加している。東方神起時代、もし宇宙人が地球に降りてきたら最初に「サッカー好き?」と聞いてみたいと言ったことは、有名な逸話だ。
体育ドルはまだまだいる。芸能スポーツ番組でバドミントン選手として活躍した東方神起のチャンミン、芸能人バスケ大会で選手として活躍中の2AMジヌン、跳び箱の芸能人最高記録を更新したBTOB(ビートゥービー)のミニョクなどなど。韓国アイドルの魅力は、歌やダンスだけではないようだ。
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