“龍神NIPPON”こと男子バレーボール日本代表で、もっとも期待を集めている選手は、エースの石川祐希だろう。
石川は韓国でもその名が知られている。例えば2018年7月28~29日に船橋アリーナで行われた韓国との親善試合では、石川の名を見出しに掲げるメディアまであったほどだ。
また、2015年にはバレーボール・ワールドリーグのインターコンチネンタルラウンドの日韓戦を控え、韓国代表のムン・ヨングァン監督(当時)がこんなことを言っている。
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「石川祐希は、ボールが渡ることも多く、攻撃力もある。警戒している選手だ」
韓国VリーグのOK貯蓄銀行でプレーするチャ・ジファンも石川の能力の高さを認めている。チャ・ジファンは、韓国メディア『SPORTSQ』とのインタビューで、2016年9月のアジア・バレーボール連盟(AVC)カップで日本と対戦した印象を訊かれた際、こう話している。
「日本のエース・石川祐希は、万能型の選手だ。攻撃の技術の完成度が高く、パワフルな攻撃を試みる。あらゆるコースに打てるんだ。石川の武器はサーブ。守備のレベルも低くない。ブロックもかなりうまい」
韓国選手が石川のプレーを細かく観察したうえで、高く評価していることがわかるだろう。
東京五輪ではキャプテンとして男子バレー日本代表を牽引する石川祐希。韓国からも大きな関心が寄せられていそうだ。
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