見栄っ張りな国民性?空前のゴルフブームを迎えた韓国で、関連アイテムの“ある部門”が急成長

2022年02月20日 スポーツ #ゴルフ
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新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて、日本国内では、ゴルフ人口が増加傾向にある。経済産業省の統計によると、ゴルフ練習場の利用者数は2018年には1918万人だったのに対し、2020年には2128万人にまで増えた。

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日本のブームに負けないゴルフ熱を見せるのが、お隣・韓国だ。なんと韓国レジャー産業研究所によると、昨年基準で推定した国内ゴルフ人口は515万人と推定される。これは韓国人10人のうち、1人がゴルフをしている計算になる。

こうしたゴルフ人気は、周辺産業にも大きな影響を与えている。韓国におけるゴルフ用品関連デザイン出願件数は、2020~2021年には、以前の2年(2018~2019年)に比べて42.7%も増加している。

2月13日、韓国特許庁によると、ゴルフ用品関連のデザイン出願件数は2020~2021年の2年間で1076件もあったことを発表した。

ゴルフファッション用品の場合、新型コロナの感染が拡大し始めた2020から2021年に出願増加率が80.8%となり、最も大きな上昇幅幅を見せた。

これは、韓国ゴルファーがスコアを伸ばすのとは別に、個性的なゴルフファッション(アクセサリー、手袋、ゴルフシューズ、バッグなど)を楽しむ傾向を示すと分析できる。

ゴルフファッション用品は、クラブヘッドカバー(57件)、ゴルフボールケースとゴルフ小物バッグ(51件)、ゴルフ手袋(39件)、ゴルフシューズ(34件)の順で出願が多かった。

一方で、ゴルフボールやゴルフクラブのような基本運動装備の出願は、ここ2年の間に33.2%増にとどまり、出願増加率が相対的に低かった。

ゴルフ練習の補助を行う装備の出願は、同2年で74.7%増加した。高価なスクリーン装備(21件)より活用度の良い練習用の小道具(145件)に対する出願比重が高かった。

なかでも、スイング姿勢矯正機(53件)とパッティング練習機(52件)が全体練習用装備出願(166件)のうち63.3%を占めた。これは生活空間の近くに練習装備を置き、隙間がスイング姿勢を矯正したり、パッティング練習をしたいゴルファーたちの欲求を反映するものと解釈される。

こうした状況に韓国のネット上では「形から入るのが韓国らしい」「いい道具を揃えたからといって実力が上がるわけではない」など、見た目から入る姿勢を揶揄する声が多かった。

韓国で起きている空前のゴルフブーム。関連商品やゴルフ場利用客などの増加によって特需傾向にある一方で、それを悪用したボッタクリやマナー違反なども横行している。ブームが一過性のものにならなければいいのだが…。

(文=サーチコリアニュース編集部)

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