ところが、ここにきてグラウンドの規格が規定に反するという指摘を受けた。
『デイリースポーツ』や『毎日新聞』など複数の日本メディアによると、7日に行われた日本野球機構(NPB)と12球団による実行委員会で、ホームベースからバックネット側のフェンスまでのファウルゾーンの距離が、公認野球規則に違反するとの問題提起を受けたという。
日本の公認野球規則の競技場構造によると、ファウルゾーンは60フィート(約18.288メートル)以上が必要だと明示されている。
しかし、エスコンフィールド北海道のファウルゾーンは約15メートルしかない。日本の球場は60フィートを超えてなければならないにもかかわらず、日本ハムの新球場はそれを満足させることができずにいるのだ。
各メディアによると、エスコンフィールド北海道は試合の臨場感をより高めるため、観客席との距離を近く設計していた。ただ、その点が公認野球規則の要件を満たしていなかったため、12球団の関係者が議論を深めたと伝えた。
また、来年3月の会場を控えているが、現時点での改築が難しい状況のため、日本ハム側がどのような対応をするかに注目されている。
ちなみに、お隣・韓国のプロ野球KBOリーグの野球規則では、ホームプレート後方のファウルゾーンの大きさは60フィート以上を推奨している。
ただし、観覧便宜のためにファウルゾーンを短くする場合は、必ず45フィート(約13.716メートル)以上なければならないという付則を設けている。
はたしてエスコンフィールド北海道は来季開幕戦までに問題を解決することはできるのだろうか。
(記事提供=OSEN)