そんな村田さんは、今から10年前の2012年7月20日、蚕室(チャムシル)球場で行われた韓日野球レジェンドマッチで最も注目された“おじいちゃん投手”だった。
1949年11月生まれで当時62歳だった村田さんは、最高126キロのストレートを投げ、韓国レジェンドの嘆声を誘った。当時、大会に参加した選手で最高齢だったにもかかわらず、独特の投球フォーム「マサカリ投法」で会場を圧倒した。
村田さんは当時、5回裏に救援登板すると、最初の打者リュ・ジヒョンを空振り三振に仕留めた後、イ・ジョンボムをライトフライで処理した。その後、四球と安打、失策が重なって2失点を喫したが、マウンドからは下がらなかった。
交代の準備をしていたベンチに向かって手を振り、登板続行の意志を示した村田さんは、キム・ハンスをショートゴロに打ち取り、1イニングを最後まで投げ切った。投球数は38球だった。
村田さんは現役引退後も着実に体を作り、60歳を過ぎた後も130キロ台のピッチングで話題を集めた。
ただ、今年9月には羽田空港で保安検査員への暴行容疑で逮捕され、沢村賞の選考委員を辞退していた。そこに突然舞い込んだ訃報に、日本はもちろん韓国の野球ファンも哀悼の意を表している。
(記事提供=OSEN)