侍ジャパンは同日、来る3月のWBCに出場する核心選手12人を先に発表した。
投手では大谷翔平(ロサンゼルス・エンゼルス)、ダルビッシュ有(サンディエゴ・パドレス)のメジャー組のほか、オリックス・バファローズのエース山本由伸、千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希、横浜DeNAベイスターズの左腕・今永昇太、読売ジャイアンツの右腕・戸郷翔征の計6人が発表された。
大谷とダルビッシュはメジャーの看板投手として活躍しており、山本は2年連続投手3冠王に輝いた国内組屈指のエースだ。佐々木は最年少で完全試合を達成した“怪物”であり、戸郷は昨季12勝8敗の防御率2.61、今永は11勝4敗の防御率2.26と優れた活躍を見せた。
内野手では日本人単独最多の56本塁打を放った東京ヤクルトスワローズの村上宗隆、西武ライオンズの遊撃手で東京五輪金メダリストの源田壮亮、DeNAの二塁手でOPS(出塁率+長打率)0.861を誇る牧秀悟を指名した。
外野手はメジャーデビューシーズンで14本塁打を放ったシカゴ・カブスの鈴木誠也と、プロ通算打率3割越えを誇る福岡ソフトバンクホークスの近藤健介が選ばれた。鈴木はプレミア12、東京五輪で侍ジャパンの4番打者として活躍した。
そして、捕手には長年侍ジャパンの主力として活躍するソフトバンクの甲斐拓也が選ばれた。
日本メディア『スポーツ報知』は初めに中心選手を発表したとし、実績のあるメジャーリーガー3人が名を連ねたことを強調した。
また、今後ボストン・レッドソックス入団が発表された吉田正尚、さらにはセントルイス・カージナルスのラーズ・ヌートバーも加勢するとし、強力な打線が構築されると予告した。
侍ジャパンは今月末までに30人の全選手を確定し、2月17~27日に宮崎でキャンプを行う。その後、同月25~26日にソフトバンク、3月3~4日に中日ドラゴンズ、6~7日に阪神タイガース、オリックスと強化試合を実施する。
対する野球韓国代表はすでに最終エントリー30人を発表済みだ。メジャー組ではダルビッシュの同僚であるキム・ハソン(サンディエゴ・パドレス)のほか、チェ・ジマン(ピッツバーグ・パイレーツ)、そして韓国系アメリカ人のトミー・エドマン(セントルイス・カージナルス)が選出。ほかにもキム・グァンヒョン(SSGランダース)やヤン・ヒョンジョン(KIAタイガース)といった元メジャーリーガーのほか、イ・ジョンフ(キウム・ヒーローズ)など若手の有力選手も選ばれた。
なお、東京ドーム開催の1次ラウンドで同組に入った日韓両国は3月10日に直接対決を繰り広げる予定だ。
(記事提供=OSEN)