「配偶者の浮気」ボーダーラインはどこから?日本と韓国のアンケート調査、比べてみた

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韓国の結婚情報会社デュオが既婚男女を対象に「配偶者の浮気」に関するアンケート調査を実施した。一部、日本の同様の調査と比べて見てみよう。

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結婚情報会社デュオの調査は、アンケート調査会社マクロミル・エムブレインを通じて、8月30日から9月2日まで、25歳から39歳の既婚男女計500人(男性250人、女性250人)を対象に実施された。信頼水準は95%、標本誤差は±4.38%ポイント。

その調査結果によると、韓国の既婚男女が考える不貞行為(不倫、浮気)の最低基準は「こっそり2人だけで会うこと」(40%)だった。

ただ男女間で若干の差があり、2位は、男性は「肉体関係」(32%)を挙げたが、女性は「頻繁な電話や連絡」(33%)を選んだ。配偶者の浮気に対して韓国の男性は肉体関係に、女性は精神的な関係により焦点を当てていることがわかる。

日本での「浮気はどこから?」というアンケート調査では、男女ともに「1度でも肉体関係を持ったら」(男性43.8%、女性57.7%)が1位となっている。ただ女性の場合、「相手のことを好きになったら」も45.5%と高い数字が出ており、やはり精神的な関係を重視する傾向があるといえそうだ(株式会社Clamppyが実施、男女1163人が対象、複数回答可)。

写真はイメージ
(写真提供=OSEN)写真はイメージ

「配偶者の浮気を疑ったことがある」と答えた回答者は韓国で10人に1人もいなかったが、回答者の87%は「配偶者の浮気を許すことができない」と答えた。

許すことができないのは日本でも同じようで、「離婚する」(52.6%)が1位という調査結果がある。「離婚しない」は35.2%で、「ケースバイケース、わからない」が12.2%だった(株式会社ドリームプランニングが実施、2024年7月17~24日、男女501人)。

韓国で「浮気を許せる」と答えた残りの13%のうち、許せる理由については、男性の場合「まだ配偶者を愛しているから」が42%で最も多く、2位は「配偶者の真心のこもった反省」(32%)だった。女性の場合は「配偶者の真心のこもった反省」(36%)が1位だった。

また、配偶者の浮気が疑われる際の対処として、韓国女性は「携帯電話のチェック」(72%)が圧倒的な1位。続いて「証拠収集」(9%)と「直接問いただす」(9%)が続いた。韓国男性は「さりげなく探りを入れる」(58%)を最も多く選び、2位は「携帯電話のチェック」(33%)だった。

配偶者の浮気が疑われる最初の兆候としては、韓国では男女共に「怪しい携帯電話の使用」(52%)が最も多く挙げられた。

日本の場合、配偶者の浮気を疑ったきっかけは「LINEなどのSNSでのやりとりを見た」が47%、「帰りが遅い」が45%、「電話の履歴」が13%となっており(株式会社HALが実施、2021年8月31日~9月3日、男女1024人)、やはり携帯電話がキーアイテムといえそうだ。

また、結婚生活中に浮気の経験があるかどうかという質問には、韓国では「ある」が4%だった。日本では「ある」が19.2%という調査結果もあった(カネとホンネが実施、2024年6月27日~2024年6月30日、男女1543人)。

日韓共に「配偶者の浮気」には厳しいという点が共通点かもしれない。

(文=サーチコリアニュース編集部O)

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