治安の悪い国に行きたいという人は少ないだろう。日本からの旅行者が増えている隣国・韓国の治安はどうなのだろうか。
そもそも韓国で暮らす人々は、自国の治安を良いとは思っていないようだ。
韓国統計庁が11月12日に発表した「2024年社会調査結果」によると、13歳以上の韓国国民のうち、「私たちの社会は安全だ」と感じる割合は28.9%に過ぎなかった。この数字は、2年前に行われた前回調査よりも4.4ポイント下落している。
一方で、「安全ではない」と答えた割合は25.6%となり、前回調査から3.9ポイント上がった。
アンケート回答者たちが韓国社会における最大の不安要素として挙げているのは、「犯罪」(17.9%)だ。前回調査よりも4.6%ポイントも数字が上がっている。特に女性の「犯罪」を選ぶ割合は22.4%と高い。
その他の理由として「経済リスク」(16.5%)、「国家安全保障」(16.2%)、「環境汚染」(22.4%)と続いた。
「犯罪」に巻き込まれることを恐れて、女性の45%が夜間外出時に「不安を感じる」と回答。さらに全体でも30.5%が夜間外出に危険を感じるという結果となった。こうした不安の理由としては「メディアで多くの事件に触れるから」「人が少ない」「安全な場所がそもそも少ない」といった声が挙げられた。
韓国の治安に関する調査結果を受け、オンライン上では「国民レベルの低下を認めなければならない」「犯罪者への刑罰が緩すぎるせいで、犯罪者が後を絶たない」「景気の悪化や社会情勢に影響され、もはや我が国の治安は崩壊している」など、辛辣な意見が目立った。
自国民の多くが「治安が悪い」と答えている韓国。旅行に行く際には気をつけてほしい。
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