韓国の野球ファンにとって、イチローは“痛恨の記憶”が残る選手として知られている。というのも、2009年WBC決勝で初優勝に挑戦した韓国代表を阻止した選手が、まさにイチローだったからだ。
韓国は当時、9回裏のイ・ボムホの適時打で3-3の同点に追いつくも、延長10回表にイチローに決勝適時二塁打を許し、準優勝に終わった。2009年の優勝は、日本の最後のWBC制覇として残っている。
そんなイチローは最近、オリックスグループのインスタグラム公式アカウントによるライブ「悩める大人の相談ライブ『イチ問一答』」に出演。事前に寄せられた悩み事にアドバイスをする過程で、2009年WBC決勝の思い出を回想した。
「ご記憶の方もいらっしゃると思いますが、第2回WBC決勝の最後の打席は大ピンチでした。泣きたくなるくらい大ピンチだった」というイチローは、「でも、最後はあの結果(決勝適時二塁打)というのは、おそらく自分なりに向き合ってきたからと信じています。逃げっぱなしだったらその場面もやって来ない。(危機を)乗り越えられるとしたら他人の力ではなく自分なんですよ」と、危機を避けないことが重要であると強調していた。
(記事提供=OSEN)