特にメジャーリーガー特級投手のダルビッシュ有(サンディエゴ・パドレス)を筆頭に、二刀流スターの大谷翔平(ロサンゼルス・エンゼルス)、NPB最高の先発・山本由伸(オリックス・バファローズ)、完全試合の主人公・佐々木朗希(千葉ロッテマリーンズ)につながる先発陣は歴代級だ。
戸郷翔征(読売ジャイアンツ)、高橋宏斗(中日ドラゴンズ)、伊藤大海(北海道日本ハムファイターズ)、今永昇太(横浜DeNAベイスターズ)ら右腕先発と、高橋奎二(東京ヤクルトスワローズ)、宮城大弥(オリックス)ら左腕先発も抜てきした。先発または2イニングの責任を負う形で起用するものとみられる。
ブルペン人も強大だ。3人のクローザーが加わった。松井裕樹(東北楽天ゴールデンイーグルス)、栗林良吏(広島東洋カープ)、大勢(巨人)はいずれも30セーブ以上を獲得した。159kmを投げる宇田川優希(オリックス)、43ホールドを手にした湯浅京己(阪神タイガース)も合流した。
15人いずれも150km以上の剛速球を投げる。佐々木と大谷は160kmを超え、山本とダルビッシュも159kmを記録。抑え投手らも153~159kmの剛速球を誇る。
大勢も159kmを投げられる。宮城と今永は平均145~146km台の直球を投げるが、一時は150kmを超える剛速球を投げていた。
すべての投手が安定した制球力を持つ。1~2人を除いてフォークボールを基本装着し、鋭いスライダーやスローカーブなど変化球の駆使力も優れている。
大半が1~2点台の防御率だ。3点台もダルビッシュ(3.10)と宮城(3.16)の2人。山本は193イニングを投げて防御率1.68というずば抜けたピッチングを見せた。何より、ダルビッシュを除いて全員が20代の年齢だ。
韓国代表は東京ドーム開催の1次ラウンドで、3月10日の2戦目に侍ジャパンと対戦する。
侍ジャパンは自国の東京ドームに4万6000人が駆け付けるなか、永遠のライバル韓国を制圧するという意思を示している。興行のために大谷を先発起用する可能性もある。
KBO最高打者イ・ジョンフをはじめとする韓国打線は、侍ジャパンの厚い盾を突き破らなければならない課題を抱えている。
(記事提供=OSEN)