日本代表は2月17日からひなたサンマリンスタジアム宮崎で強化合宿を始動した。現役メジャーリーガーのベテラン投手ダルビッシュ有(サンディエゴ・パドレス)も初日から練習をともにした。
この日、スタジアム一帯は肌寒い天気にもかかわらず約1万8000人もの大観衆が詰めかけ注目を集めた。ダルビッシュがサブグラウンドでキャッチボールをすると、観衆は拍手をして選手に拍手を送っていた。
日本代表は現役メジャーリーガー5人がメンバー入りするなど、歴代最強の戦力と評価されている。今回の大観衆も、日本代表の優勝に対する熱望と読み取って良いだろう。
これには栗山英樹監督が「寒いなか、朝早くから多くの人が野球場を訪れてくれて感動した」と感謝の気持ちを伝えれば、選手たちも「これほど多くのファンがいるなかで練習することはなかった。一球一球に歓声が上がることがすごいなと」と感激した様子だった。
そんな日本代表強化合宿の最高のスターは、やはり二刀流でメジャーリーグを席巻した大谷翔平(ロサンゼルス・エンゼルス)だった。
日本代表は収益創出のため、選手の関連グッズを販売するコーナーを施設内に設けているが、そのなかで大谷関連グッズは高い人気を博している。たった一日で成人用ユニホームがすべて売り切れた。
大谷は代表に選ばれているが、今回の強化合宿には参加していない。現在は所属するエンゼルスの春季キャンプで体を作っている。大会直前の3月初めに合流する予定だ。
大谷はWBCの興行をけん引する人物として、早くもスポットライトを浴びているようだ。
(記事提供=OSEN)