韓国が決定的なシュートを放った際に後ろからユニフォームを引っ張っただけでなく、危険なレイトタックルも敢行。そしてヘディング時には後ろから肘打ちをした選手もいたほどだ。
中国は25回のタックルを敢行し、計22ものファウルを犯していた。主審は中国に3つのイエローカードを与えたが、退場はなかった。延長戦で強く抗議していた中国のアントニオ・プチェ監督は、警告累積で退場までされたほど荒れに荒れた試合となった。
なお中国メディアは自国代表チームの敗退を批判しながらも、「暴力」を「闘志」と美化している。
『サッカー・チャイナ』は「中国はものすごい闘志と豊富な体力で、日本、韓国などアジア最高のチームと競争することができた。大会後、若い選手たちが成長する環境づくりについて指導者たちが考えなければならない」と総評した。
さらに「実は中国チームに対する期待は高くなかった。人々は中国が3敗で敗退すると予想した。しかし、中国は日本に1-0でリードするなど、少なくとも1点を獲得した。韓国とも最初の90分間は引き分けを記録した」と自ら慰めている。
特筆すべきは、中国の日本戦の先制ゴールは、中国のゴールではなく、日本の“オウンゴール”と評している点だ。
また、韓国戦でのあからさまなPK戦狙いについても「韓国はグループリーグ3試合で無失点だった。そんな韓国を相手に中国が先制ゴールを決め、大会初失点をもたらした。中国は従来の方法である“守りからのカウンター”で、新たな問題解決の道を提供した」と伝えた。
中国メディアは、自国サッカーの根本的な実力向上よりは自慰と精神的な勝利だけに執着しているようだ。
(記事提供=OSEN)
■「もう二度とごめんだ!!」 中国人観光客が韓国にガッカリする理由とは