予想通りだった。WBCは同日、東京ドーム開催の1次ラウンド・プールBのMVPに大谷が選ばれたことを発表した。
大谷はWBCの舞台でも二刀流の活躍を見せ、日本を4戦全勝の準々決勝進出に導いた。
東京ドームで行われた1次ラウンドの4試合は、すべて大谷のための舞台だった。大会前の強化試合からすべてのスポットライトが大谷に注がれ、大谷もメジャーリーグMVP受賞経験者の肩書きに相応しいパフォーマンスで応えた。
大会前に行われた阪神タイガース、オリックス・バファローズとの強化試合では、2試合合計で4打数3安打(打率0.750)、2本塁打、6打点、1四球の出塁率0.800、長打率2.250、OPS(出塁率+長打率)3.050を記録した。
そして、WBC本番では投手として1試合、打者として4試合に出場。初戦の中国戦で先発登板すると、4回1被安打、5奪三振の無失点で勝利投手に。160kmの剛速球を投げるなど、完璧なピッチングを披露した。
打者としても大活躍した。4試合で打率0.500(12打数6安打)、1本塁打、8打点、6得点、7四球、出塁率0.684、長打率1.000、OPS1.684を記録した。
中国戦では4打数2安打2打点1得点2四球、韓国戦では3打点2安打1打点2得点2四球、チェコ戦では3打数1安打1打点1得点1四球、オーストラリア戦では2打数1安打(1本塁打)4打点1得点2四球。特にオーストラリア戦の本塁打は、東京ドームのライトスタンドに掲示されている自身の広告看板に直撃する140mの超大型“祝砲”だった。
大会前、アメリカのメディアはWBC最高のスターに大谷を最初に挙げた。多くのメディアやファンから注目を集める大谷は1次ラウンドから優れた実力を証明し続けている。
大谷は本日(16日)、東京ドームで行われるイタリアとの準々決勝で先発投手兼指名打者として出場する予定だ。この試合までは投手として投げ、以降は打者のみに専念する計画だ。
(記事提供=OSEN)