記事によると、アウレリオ・デ・ラウレンティス会長とクリスティアーノ・ジュントーリGMは、現在キム・ミンジェが受け取っている250万ユーロ（約3億5000万円）の年俸を引き上げ、4800万ユーロ（約68億円）程度のバイアウト条項も6500万ユーロ（約92億円）まで大幅に引き上げる考えだという。
今季からナポリでプレーしているキム・ミンジェは、今や世界最高のDFとして認められている。加入前はカリドゥ・クリバリ（31、チェルシー）の後釜としては疑問視されていたが、自らの実力で評価を完全に書き換えた。
このような評価を反映するかのように、キム・ミンジェにはマンチェスター・ユナイテッドなどのプレミアチームから熱い関心を受けており、ナポリのルチアーノ・スパレッティ監督から“世界最高”と認められるまでに至った。
そして最近、PSGが獲得を望んでいるというニュースまで聞こえている。フランスの『レキップ』は、来季PSGに移籍する見通しのミラン・シュクリニアル（28、インテル）のほかに、キム・ミンジェの獲得も考慮していると伝えたのだ。
ビッククラブがキム・ミンジェを望んでいる理由は明らかだ。彼が中心となったナポリDF陣は今季、リーグ最少失点で勝ち点71（23勝2敗2分）と独走中だからだ。2位のラツィオ（勝ち点52）とは19もの差が開いており、優勝は確実視されている。
キム・ミンジェ効果はセリエAに限らない。ナポリはチャンピオンズリーグでベスト8まで進出しており、ACミランとベスト4進出を争う位置に付けている。
このような活躍を見せたことから、キム・ミンジェの年俸は日増しに高騰する可能性がある。しかし、ナポリとの契約時に結んだバイアウト条項のため、年俸は止まっている状況だ。
キム・ミンジェを希望するクラブは、7月1日から15日までの2週間、バイアウト額の4800万ユーロ程度を支払えば獲得できる。これも、財政的に余裕のあるメガクラブがキム・ミンジェを好む理由の一つだ。
とはいえ、本格的な交渉は今シーズンが終わった後に進められる可能性が高い。ナポリはもちろん、キム・ミンジェ自身も移籍説に不満を示しているからだ。
3月、国際Aマッチ出場のため韓国代表に合流したキム・ミンジェは、韓国メディアとのインタビューで「皆さんご存知だと思いますが、移籍説はただのニュースであり、全く事実ではない」とし、「外部からずっとそう言われていることは不快だ。今は重要な試合が残っているので、そこだけに集中したい」と強調した。
（記事提供＝OSEN）
