期待に及ばない一年に終わった村上宗隆(東京ヤクルトスワローズ)に韓国メディアも注目している。
『OSEN』は10月5日、「“日本最多本塁打+三冠王→4年ぶりの最低打率+31本塁打”日本の怪物打者“これが実力、来年もっと努力する”」と題し、村上に言及した。
村上は4日、明治神宮野球場で行われた阪神タイガース戦に「4番・三塁手」で先発出場し、4打数1安打を記録した。ヤクルトは5-4のサヨナラ勝ちを収め、セ・リーグ5位(57勝83敗3分)でシーズンを終えた。
昨シーズン、141試合で打率0.318(487打数155安打)、56本塁打、134打点、OPS(出塁率+長打率)1.168を記録した村上は、日本人選手の単一シーズン最多本塁打の新記録を塗り替え、最年少で打撃三冠を達成した。
最高のシーズンを送った村上は、直ちにメジャーリーグも注目する日本最高の打者に浮上した。
しかし、1軍6年目のシーズンを迎えた村上はさらに成長する姿を見せられず、フルタイムデビューシーズンの2019年以降、最も低調な成績を記録してしまった。
4月には打率が0.152(79打数12安打)にとどまるなど深刻な不振を経験し、今季は140試合で打率0.256(496打数127安打)、31本塁打、84打点、OPS 0.875とやや残念な成績を残した。
看板打者の村上が苦戦し、ヤクルトも容易ではないシーズンを送った。2021年と2022年にセ・リーグ優勝を果たし、2021年に日本シリーズを制覇したヤクルトは、今季セ・リーグ3連覇に挑戦したが、ポストシーズン進出にも失敗し、期待に及ばないシーズンを送った。
日本メディアの『サンケイスポーツ』によると、村上は「もっとできると思っていたが、これが今の実力。もっといろんなことに取り組んで、来年はこの悔しさを晴らせるように頑張りたい」と来季の活躍を誓った。
残念な一年を送った村上だが、それでもシーズン序盤の不振をある程度挽回するのに成功した。
今季は一つの打撃タイトルも獲得できなかったが、通算191本塁打を記録し、清原和博氏の持つプロ6年目の最多本塁打記録を更新。球団最年少での3年連続30本塁打も達成するなど、それなりの成果を収めた。
(記事提供=OSEN)
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