自作銃を用いた殺人事件により、違法銃火器への不安が高まっている韓国。
そんななか、現職警察官が市民を震え上がらせる事件が起きた。
7月24日、現地警察は、京畿・利川(イチョン)警察署が銃砲・火薬類取締法違反の疑いで現職警察官Aを刑事立件し、捜査を進めていると発表した。Aはかつて持ち出した拳銃用の実弾数十発を自宅で個人的に保管していたが、これをマンションのごみ置き場に投棄した疑いが持たれている。
事件が明るみに出たのは、前日の午前11時頃。利川市内のあるマンションのごみ置き場で作業をしていた廃棄物処理業者の作業員が拳銃用の実弾を発見し、通報したことで発覚した。
警察は周辺の防犯カメラ映像などを解析し、実弾を捨てた人物が現職警察官のAであることを特定し、身柄を確保した。
ごみ置き場から押収された実弾44発は、すべて拳銃用だった。うち3発は現在も韓国警察が使用している38口径拳銃用の実弾で、残る41発はかつて使用されていた22口径拳銃用の実弾だったという。
警察はAの自宅を捜索したが、追加の弾薬や銃器類は見つかっていない。
現在、Aは容疑を全面的に認めているという。警察は、実弾を持ち出した時期や方法、長期間にわたって保管していた理由、そしてなぜごみ置き場に投棄したのかなど、詳しい動機と経緯を調べている。
(記事提供=時事ジャーナル)
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