韓国では空前のゴルフブームが巻き起こっているが、その熱気が高まれば高まるほど、トラブルも増えている。
ゴルフ場のボッタクリ料金に始まり、無理矢理ゴルフを強要するハラスメント行為など、盛り上がりに水を差すような行為も相次いでいる。そんなゴルフ業界に、またもや頭を抱えたくなるようなトラブルが起きた。
とある韓国のYouTubeチャンネルには1月14日、「大邱(テグ)ナイキジョーダンゴルフオープニングラン映像※中国ではない」という動画が投稿された。
およそ1分ほどの動画には、大邱新世界百貨店のオープンと同時に、先着順で販売される定価17万9000ウォン(約1万7900円)のナイキのゴルフシューズを買うために数十人がエスカレーターを逆走する映像が収められていた。
この百貨店には同日、ゴルフシューズ「ナイキエアジョーダン1ローゴルフ」が、100足限定で販売された。
先着順と銘打たれたそのゴルフシューズを手に入れるために、多くの人々がエスカレーターを逆走するなどの危険行動にまで走ったのだ。動画を撮影したと推定される人物は、「ゾンビ実写版」「怖すぎる」と混沌とした状況を伝えた。
これを見た韓国ネット民の間では苦言を呈するコメントが相次いでいる。
「中国ではないと書いてるけど、中国となんの違いが?」「乞食の行列(笑)」「彼らは本当にゴルファーなのか?私は転売のためにやっていると思う」「ニュースでよく見られる中国の映像のようだ…でもこれは、我が国の映像だった」「この中に本当のゴルファーはいないだろうな」
ちなみに該当商品は発売前から多くの注目を集め、当初予約を通じて発売しようとしていたが、あまりにも関心が高かったため、予約禁止措置が下され、「カラー別1人1足」「店舗訪問購入限定」「予約および口座振替不可」などの措置が取られた。先着順にした結果がご覧のありさまだ。
ゴルフは「紳士のスポーツ」ともいわれるが、エスカレーターを逆走することは紳士的な行為といえるだろうか…。
(文=サーチコリア編集部)
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