日本では現在、ゴルフ人口が緩やかに増加している。
経済産業省の統計によると、ゴルフ練習場の利用者数は2018年の1918万人を底に増加中。特に20年は、2019年に比べ約1割増の2128万人となり、2000万人を超えたのは2013年以来だ。去る7月の統計でも利用者は増えている。
日本でのゴルフブームを上回る熱量をもつのが、お隣・韓国だ。なんと韓国レジャー産業研究所によると、昨年基準で推定した国内ゴルフ人口は515万人と推定される。これは韓国人10人のうち、1人がゴルフをしている計算になる。
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就職ポータルサイトのインクルートは最近、人気急上昇中のゴルフに対する職場である関心度と、彼らのゴルフ開始のきっかけなどをアンケート調査した。
まず、「現在ゴルフをしているのか」という回答には、33.9%が「やっている」と答えた。続いて、「覚えようと思っている」と答えた「ゴーリンイ」(ゴルフ族+子供の造語)は46.0%と、潜在的なゴルフ希望者も多いことがわかっている。
また、ゴルフを始めたきっかけについての回答には、43.2%が「同僚や上司を含む、ビジネス関係からの勧め」が最も多く、次いで「面白そう」(33.7%)、「運動をしたい」(27.9%)、「家族の勧め」(20.0%) 、「仕事上必要」(17.9%)などが続いた。
一方、ゴルフを覚えようとしている層の主な理由としては、「同僚と上司を含むビジネス関係者の勧め」(41.0%)が最も多く、「面白そう」(39.8%)、「運動をしたい」(31.6%)という結果になった。
また、最近の韓国ではシミュレーションゴルフを利用したデートも流行っている。出会い目的でシミュレーションゴルフを利用する人の中には、「ゴルフで盛り上がった後、お互いに好感が持てたら食事を共にしたりする」「一緒にゴルフをすることで、初対面の人でも共通の話題をもてるのがいい」など、好評だ。
日本でも話題として取り上げられがちな韓国ゴルフだが、その下地は国民全体にゴルフが浸透しているのも大きな要因と考えられる。
韓国といえばゴルフ。この図式が生まれ日もそう遠くないかもしれない。
(文=サーチコリア編集部)
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