「直近9連敗中なのに日本の井端監督はなぜ韓国を警戒するのか」韓国メディアも驚いたワケ

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来年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を前に、韓国代表が日本代表と強化試合を実施することになった。これまで国際大会で何度も対戦してきたライバル同士だが、強化試合を行うのは今回が初めてだ。

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KBO(韓国野球委員会)とNPB(日本野球機構)は、11月15日と16日に東京ドームで強化試合を開催すると、4月17日に公式発表した。記者会見にはKBO(韓国野球委員会)のホ・グヨン総裁、韓国代表のリュ・ジヒョン監督、NPB(日本野球機構)の榊原定征コミッショナー、日本代表の井端弘和監督が出席した。

(写真提供=KBO)会見に参加した日本代表の井端監督と韓国代表のリュ・ジヒョン監督

今回の大会は、ホ・グヨン総裁の核心公約の一つとして実現したものである。ホ・グヨン総裁は2023年7月に発表された「KBOリーグ・チームコリア レベルアッププロジェクト」に基づき、海外チームとの継続的な交流試合によって代表チームの戦力強化を掲げていたが、世界最強とされる日本との強化試合を実現させた。

2015年のプレミア12準決勝での勝利を最後にも、日本に国際大会で9連敗中の韓国にとっては重圧のかかる2連戦となるが、今はそうしたことを言っていられない時期である。

というのも韓国と日本は、来年3月に行われるWBCで同じC組に入っている。両国にとっては代表選手のコンディションを確認し、互いの戦力を事前に探ることができる舞台となる。プロ選手が参加する国際大会で日本に9連敗中の韓国は、実力では一段もしくは数段下と見られているが、日本のような強豪相手に経験を積みながら切磋琢磨できる貴重な機会となるだろう。

ホ・グヨン総裁は「日本のサムライ・ジャパンは、世界の野球界が認めるチームだ。我々韓国代表チームにとって、サムライ・ジャパンと良いゲームを行い良い勝負をするというのは、以前とは異なる重みを持つ」と語り、「今回の強化試合を通じて、来年のWBCで韓国野球が再び世界の舞台で注目を浴びる、実力が向上したチームであることを証明したいという強い意志がある」と決意を示した。

日本側も警戒を緩めなかった。井端監督は「2023年のアジアプロ野球チャンピオンシップ(APBC)や昨年のプレミア12でも、韓国は非常に手強い相手だった。投打ともに力のある選手が多い。韓国もさらに力をつけて臨んでくるだろうから、強化試合とはいえ、必ず勝つという気持ちで臨む」と述べた。

井端監督の日本代表監督デビュー戦だった2023年APBCでは、日本は韓国に対して予選と決勝の両方で1点差の辛勝を収めた。決勝は延長10回にまでもつれ込み、若い韓国選手の勢いに冷や汗をかかされた。昨年のプレミア12でも日本は6-3で勝利したが、6回まで1点差の接戦だった。

井端監督は「プレミア12では日本の優れた投手たちも韓国に多くの安打を許した。韓国の打撃は良いという印象がある。若くて力のある選手がいる」と語り、注目している韓国選手としてメジャーリーガーのイ・ジョンフ(サンフランシスコ・ジャイアンツ)を挙げた。

「メジャーリーグで活躍しているイ・ジョンフは、多くのヒットを打てる打撃能力を持っている」とした井端監督は、「シーズンが始まったばかりなので、韓国の若い選手たちが次々に出てくると思う。よく観察して対策を講じたい」と話した。

強化試合を通じて代表監督デビューする韓国のリュ・ジヒョン監督は、「さまざまな国際大会にコーチングスタッフとして参加し、数年間日本代表を現場で観察してきた。非常に繊細でパワーも兼ね備えた強いチームだと考えている。非常に厄介で手強い相手であることは間違いないが、我々も最高の戦力で構成するつもりだ。強化試合はもちろん、WBCでも良い成果を出せるように準備する」と述べた。

リュ監督は注目している日本選手について「良い選手が多すぎて一人一人挙げるのは難しい。世界的な選手である大谷翔平がいて、山本由伸、佐々木朗希(ともにロサンゼルス・ドジャース)もいるが、NPBでプレーしている良い選手も多い。捕手では甲斐拓哉(読売)に注目している。非常に頭の良い捕手なので、甲斐と投手陣の組み合わせを我々もよく分析しなければならないだろう」と語った。

ドジャースには大谷、山本、佐々木などの日本人選手だけでなく、韓国系のトミー・エドマン、内野手キム・ヘソン、投手のチャン・ヒョンソクもいる。デーブ・ロバーツ監督は所属チームの選手たちのWBC出場を支援する意向を示しており、これは韓国と日本の両方にとって明るいニュースだ。

井端監督は「朝からニュースを見てありがたいことだと感じた。大谷が怪我なく無事にシーズンを終えてWBCに合流してくれたらありがたい」と期待を寄せた。リュ監督は「WBC自体が世界最高の選手たちが集まる大会だ。世界的に有名な選手たちが参加するのは嬉しいことだ」とし、「ドジャースには韓国選手としてキム・ヘソンがいて、マイナーリーグにはチャン・ヒョンソクという若く有望な投手もいる。ロバーツ監督が支援してくれるなら、我々にとっても希望的で喜ばしいニュースだ」と歓迎の意を表した。

記事提供=OSEN

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