韓国で驚きのキャンペーンが始まる。韓国に植えられている日本の桜を抜いて、韓国・済州(チェジュ)の桜に植え替えようというのだ。
【注目】韓国が「ソメイヨシノ」の“起源”を自国と主張する根拠とは?
韓国の東北亜生物多様性研究所が1月26日、全国の市・道に「王桜プロジェクト2050」社団法人を設立し、済州産の“王桜”植樹運動を開始することにしたと発表した。ヒョン・ジンオ所長は「現在、全国で発起人を募集しており、山林庁長の許可をもらって法人を設立する予定」と伝えた。
同プロジェクトの内容は壮大だ。2050年までに、韓国各地の公園や公共施設はもちろん、街路樹用に至るまで、日本原産の桜の代わりに済州の桜を植樹するというもの。所長いわく、済州以外に植樹されている韓国の桜は日本の「ソメイヨシノ」であるため、「漢拏山(ハルラサン)に自生する桜を繁殖・増殖して、全国に植えるキャンペーンを展開する」そうだ。
韓国では数年前まで、ソメイヨシノの起源は済州にあると主張していた。2017年には韓国三大紙の『中央日報』が「ソメイヨシノの本籍地は日本ではなく済州」と見出しを打った記事を出したりした。同年3月、SBSも「1908年4月、宣教活動をしていたフランス人タケ神父によって自生したソメイヨシノが済州で初めて発見された」と報じている。
ただ後にDNA分析が行われ、済州の桜と日本のソメイヨシノは異なる種であることが判明。そもそも種が違うことが確認されたことで、起源説も消え去った。
そんななかで改めて日本の桜をなくし、韓国の桜を植えるというキャンペーンが行われようとしているわけだが、はたして計画通りにいくのだろうか。桜の木に罪はないと思うが…。
(文=サーチコリアニュース編集部)
前へ
次へ