腐った白菜を使ったキムチ騒動の話題が記憶に新しい韓国キムチ。思わぬ大事になってしまったが、キムチ自体が韓国を代表するソウルフードであることは間違いない。
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そうしたプライドからか、今後、“韓国産”のキムチには「大韓民国キムチ」という公式ブランドが表示できるようにしようとする動きが活発化している。
これは世界でキムチが愛されているなか、外国市場で中国産キムチなどが韓国産と偽って発売されることを防止するための対策だ。
3月10日、大韓民国キムチ協会は「大韓民国キムチ」を世界各国に商標として登録する「国家名地理的表示制」申請を本格的に推進すると明らかにした。地理的表示制は特定商品の名声がその地域だけの特性のために生じた場合、該当原産地の名前を商標権として認める制度だ。
これだけ自信を持って政策を打ち出せるのは、昨年のキムチの輸出量の増加も影響している。なんと韓国産キムチは、総額1億5990万ドル(約185億円)で歴代最高実績を更新したのだ。
その結果、キムチの貿易収支も12年ぶりに黒字となった。
しかし「韓国産キムチ」認証を商用化するためには、現実的に超えなければならない山もある。国家名地理的表示制を適用する商品は、主原料を国産材料として使うべきという部分だ。韓国キムチ業界は、白菜などの主原料だけでも韓国産にすることで、その縛りを乗り越えようと画策している。
この報道にオンライン上では、「中国対策として韓国産の表示で太極旗を載せても、中国はそのままパクるだけかと…」「韓国産を表示するのはいいけど、その前にゴミキムチみたいな恥がないか、徹底的に調査しろ」などの意見が出ている。
韓国といえばキムチ。そういっても過言ではないほど、韓国の国民食ともいえる。韓国が気合を入れるのも無理がないのかもしれない。
(文=サーチコリアニュース編集部)
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