物価の高騰による相次ぐ値上げは日本だけではなく、お隣・韓国も同様だ。なかでも学食の値上げは各種メディアでも大きく取り上げられ、学生たちのオンラインコミュニティでも大きな批判の声が上がっている。
しかし、学食の値上げは氷山の一角にすぎない。実際、韓国で昼食にかかる費用が平均1万ウォン(約1000円)台にまで上がっているという。これには多くの人が不安を感じていることがわかった。
韓国の就業ポータル・インクルートが社会人1004人を対象にアンケート調査をした結果、56.0%が現在のランチ費用に対して「非常に負担に感じる」と答えている。「少し負担」は39.5%で、「普通」はわずか4.3%だった。
韓国内でも「9000ウォン(約900円)が平均だったときから辛かった」「物価は上がるのに給料は上がらない」「お弁当を食べよう」など、悲痛の声が多く上がっている。
外食ではなく「お弁当を食べろ」という声は多く、アンケート回答者の中でも、この状況への対策として「弁当を作る」と答えた人が41.1%に上った。なお、その他の回答では「安いメニューだけを食べる」(34.9%)、「団体割引を利用する」(7.4%)などの回答もあった。
コロナ禍での時短営業によって外食産業は多大な損害を受けた。それなのに物価高騰の影響で、「ランチ離れ」が続出するのは厳しすぎる。どうにか、離れた客を回復できなければならないだろう。
(文=サーチコリアニュース編集部)
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