物価上昇によって日常品の値上げに悩まされるのは、日本だけではなくお隣・韓国も同様だ。
そんななか、韓国ではこうした状況を悪用したトラブルが問題視されている。
11月22日、韓国警察は「食材を安価で売却する」と持ちかける類いの詐欺被害が相次いでおり、捜査中であることを明らかにした。
現地警察によると、先月末、釜山(プサン)江西(カンソ)区で食堂を運営する60代A氏が、食用油販売業者と詐称したB氏から「低価格で食用油を買うことができる」という連絡を受けた。
その後、A氏は約9000万ウォン(日本円=約900万円)をB氏に先に入金したが、B氏はお金を受け取って行方をくらませてしまった。
ほかにも、自らを紅参会社の営業社員と名乗り、偽の商品を売りつけるといった事件まで起きている。
こうした事件は増加の一途を辿っている。これに対し、韓国ネット民の間では「私たちは詐欺師の民族でしょうか…」「詐欺は本当に悪質だが、そんなに都合のいい話があるかどうか自身で判断することも肝要だ」など、悲嘆の声が挙がっていた。
相次ぐ物価上昇で日常生活が苦しくなるときこそ、詐欺師が跋扈しやすいものだ。日本でも物価上昇による生活苦は他人事ではないだけに、注意が必要だろう。
(文=サーチコリアニュース編集部)
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