ちょっとした叱責でも、パワハラやセクハラなど様々なハラスメントとして問題視される昨今。最近では、上司が部下の顔色をうかがう職場も増えている。
しかし韓国では、今もパワハラ上司に苦しむ人が多いという調査結果が明らかになった。
1月30日、市民団体「職場パワハラ119」は、世論調査専門機関グローバルリサーチに依頼し、昨年12月2日から10日間、会社員1000人を対象にアンケート調査を実施し、その結果を発表した。
それによると、回答者の42.1%は職場で上司が部下に怒声を浴びせる行為を経験したり、目撃したりしたことがあると答えた。
上司に強く叱責された経験がある割合は、40~50代が20~30代より多く、事務職・生産職のほうがサービス職より高いことがわかった。
回答者の4人中3人(76.1%)が、職場で上司が部下に怒声を浴びせる行為は「正当ではない」と考えていることがわかった。
一方、正当だと考える人もおり、上位管理者(34.8%)は一般社員(18.4%)の約2倍、男性(28.6%)は女性(18.1%)より10%以上高かった。
こうした結果を受け、オンライン上では「人には怒らなければならないときもある」「怒鳴ること自体が問題ではなく、怒られる側にも理由があるはず」「昔は怒鳴るのが普通だった」など、多くの意見が寄せられた。
パワハラが問題視される昨今だが、適切な叱責が必要な場面もある。厳しく叱ること自体が悪いわけではないが、その伝え方には慎重さが求められる。
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