韓国で最も売れている“お菓子”は何か…売り上げ1位・2位には日本が見逃せない「共通点」が?

2025年02月21日 社会
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韓国のお菓子業界で競争が激化するなか、売上1位と2位を記録した商品には、ある共通点があることがわかった。

【注目】ポッキーとペペロ…起源をめぐる日韓人気お菓子

韓国農水産食品流通公社の食品産業統計情報によると、ストアブランドを除き、2024年に最も売れたスナック菓子は「セウカン」(農心)だった。

エビのスナック菓子「セウカン」の2024年の売上は、1007億ウォン(約105億5900万円)だ。

1971年に発売された「セウカン」は、塩味が効いた味わいが特徴で、一度食べると止まらないと言われる。発売以来、半世紀の間に82億袋以上販売されたロングセラー商品だ。

セウカン
(写真=農心)セウカン

スナック菓子における絶対王者ともいえるが、昨年の売上は前年より8.33%減少し、2位との差が縮まっている。

昨年、スナック菓子で2位だったのは「ポカチップ」(オリオン)だ。韓国産のジャガイモを使ったポテトチップスで、「旬のお菓子」として季節ごとの新鮮なジャガイモを使うことが特徴だ。売り上げは昨年、981億ウォン(約102億9700万円)を記録した。

注目すべきは、王者「セウカン」との差だ。2023年には153億ウォンの売り上げの差があったが、昨年は26億ウォンにまで縮小した。「ポカチップ」が急速にトップの座を追撃しているといえるだろう。

一方、チョコレート菓子の1位は、棒状のチョコレート菓子「ペペロ」(ロッテウェルフード)だ。2024年の売り上げは1230億6000万ウォン(約129億1800万円)に達した。

ペペロ
(写真=ロッテウェルフード)ペペロ

友人や恋人、家族など周りの人に「ペペロ」を贈る「ペペロデー(11月11日)」の影響で、売り上げの約70%が下半期に集中していた。

2位の「チョコパイ」(オリオン)が724億7000万ウォン(約76億800万円)、3位の「ガーナ」(ロッテ)が529億8900万ウォン(約55億6000万円)であることを踏まえると、いかに「ペペロ」の人気が突出しているかがわかる。

実際、「ペペロ」は韓国のお菓子全体の売上でもトップだ。全体2位は「セウカン」で、その2商品が韓国を代表するお菓子といえる。

興味深いのは、「ペペロ」と「セウカン」がいずれも日本のお菓子と酷似していると指摘され続けている点だ。

説明するまでもなく、「ペペロ」は「ポッキー」と、「セウカン」は「かっぱえびせん」と瓜二つだ。

「ポッキー」は1966年に江崎グリコが発売を開始しており、「ペペロ」が発売された1983年とは大きな差がある。また、前述した通り「セウカン」の発売は1971年だが、「かっぱえびせん」は1964年に販売されている。

ただ、どちらのメーカーも日本のコピー商品であることを否定している。

特に「セウカン」は、発売50周年を迎えた2021年に開発秘話として、「白紙状態から開発を始めたので、研究者たちが数多くの試行錯誤を行った。商品開発のために4.5トンのトラック80台分にも及ぶ、当時としては膨大な量の小麦粉を注ぎ込んだ」と明かしたりした。

韓国で売り上げ上位を占めるお菓子には、日本のお菓子と似たものも多く、両国の食文化のつながりを感じさせる。

(文=サーチコリアニュース編集部O)

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