2024年12月末、韓国・全羅南道の務安(ムアン)国際空港で発生したチェジュ航空事故に関連して、各種の虚偽情報を拡散していたユーチューバーが最終的に拘束されることとなった。
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2月28日、韓国警察によると、釜山(プサン)警察庁サイバー捜査課は、情報通信網法違反(名誉毀損)などの容疑で、60代のユーチューバーA氏を最近拘束し、近く検察に送検する方針を明らかにした。
A氏と共に虚偽事実を拡散した疑いのある70代のユーチューバーB氏については、在宅のまま書類送検する予定だ。
警察によると、A氏とB氏は、事故直後の2024年12月30日から2025年1月21日にかけて、「務安空港事故に関連する写真や動画はすべて偽物で、CGによるもの」など、虚偽の内容を含む動画をユーチューブなどオンライン上に100回以上投稿した疑いが持たれている。
また、彼らは「飛行機の残骸は小道具だ」「遺族は実際の遺族ではなく、事故保険金を目的に偽装された事件だ」などの虚偽情報をオンライン上に拡散した。
警察は、彼らが通報により YouTubeアカウントが閉鎖されると、別のYouTubeチャンネルを新たに作成して執拗に違法行為を続けてきたと見ている。
特にA氏の場合、過去に「セウォル号事件は政府および海洋警察庁が行った虐殺だ」という虚偽事実を流布した疑いで、2018年に最高裁で懲役1年6カ月の判決を受けていたことが調査の結果、明らかになった。
また、A氏は今回のチェジュ航空事故に関して、警察が逮捕状を申請した際、裁判所の拘束前被疑者尋問に現れず、逃亡した。だが2月26日、ソウル・恩平(ウンピョン)区の隠れ家で検挙され、最終的に拘束された。
なお警察は2025年1月、チェジュ航空事故の犠牲者遺族側が「フェイクニュース」に関する告訴状を全羅南道警察庁に提出したことを受け、各地方警察庁を通じて捜査を開始していた。
(記事提供=時事ジャーナル)
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