韓国ソウルの新世界百貨店に爆破テロ予告の書き込みを行った投稿者が検挙された。
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済州(チェジュ)西部警察署は8月6日、公衆脅迫の疑いで中学生A君を立件し、捜査中であると明らかにした。
警察は前日(5日)19時ごろ、済州市内の自宅でA君を検挙し、任意同行のうえで事情聴取を行った。A君は触法少年に該当することがわかった。
A君は5日12時36分頃、あるオンラインコミュニティに「新世界百貨店爆破案内」というタイトルで書き込みをし、ソウル中区にある新世界百貨店本店に爆発物を設置したと主張する投稿をした。
A君は「今日、新世界百貨店には絶対に行くな」「私が昨日、そこに本当に爆薬を1階に設置した。今日15時に爆発する」と書き込んだ。
通報を受けて出動した警察は、新世界百貨店の顧客約3000人、従業員など関係者1000人を避難させたうえで、本館と新館、ヘリテージ全館を対象に警察特攻隊など242人を投入して捜索に乗り出した。
警察は5日16時頃まで捜索を続けたが、爆発物は発見されず、現場の統制を解除した。
一方、この脅迫文に関連してユーチューブ投稿に「自分も新世界百貨店を爆破する」という内容のコメントを残した20代の男性も、警察に逮捕された。
6日、龍仁(ヨンイン)西部警察署によると、脅迫などの容疑で20代の男性B氏がこの日、慶尚南道河東郡(キョンサンナムド・ハドングン)で検挙された。
B氏は、新世界百貨店本店の爆破脅迫文に関連する内容を伝えるユーチューブ動画に、上記のようなコメントを投稿したとされる。
B氏のコメントには特定の場所や時刻の言及はなかったが、警察と消防当局は同日6時ごろから、新世界百貨店スターフィールド河南(ハナム)店、龍仁市水枝区(スジグ)の新世界サウスシティ店など、各地の店舗で爆発物の捜索を行った。
警察の調べに対して、B氏は「実際に爆発物を設置したわけではない」と供述した。B氏が検挙されたことにより、各店舗で行われていた爆発物の捜索は終了した。
新世界百貨店側は、開店前に捜索が終了したため、すべての店舗で通常営業が可能な状況だと発表している。
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