ネット上で「うつ病コミュニティ」運営→未成年の家出少女狙い性犯罪 韓国の20代男性2人に有罪判決

2025年09月12日 社会 #時事ジャーナル
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韓国で「うつ病コミュニティ」を運営し、未成年の家出少女を対象に性犯罪を犯した組織員たちが控訴審で有罪を言い渡された。

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ソウル高裁・刑事14-1部(パク・ヘソン、オ・ヨンサン、イム・ジョンヒョ高裁判事)は9月11日、未成年者に対する擬制強姦(法定強姦)などの容疑で起訴された20代男性のキム氏に対し、一審と同じ懲役2年、執行猶予3年を宣告した。併せて、80時間の性暴力治療プログラム履修命令も言い渡した。

また、児童福祉法違反(児童虐待)などの容疑で起訴された20代男性のパク氏は一審で無罪を受けたが、二審で有罪に覆され罰金700万ウォン(日本円=約74万円)を宣告された。

高裁は一審と異なり、パク氏が被害者とやり取りしたオンライン上のメッセージ、被害者がギャラリーに投稿した文の証拠能力を認め、有罪判決を下した。

高裁は「作成に虚偽介入の余地がなく、供述内容の信用性を担保する外部的な状況があるケースだ。被害者が暴行を受けた経緯や方法、身体部位、暴行当時に被告人と被害者が交わした言葉や行動、その際に感じた具体的な感情など、実際に経験していなければ記載し難い内容がある」と伝えた。

さらに、「被害者が相当な身体的・精神的苦痛を経験したとみられるにもかかわらず、パク氏は犯行を全面的に否認し、反省しない態度を見せている」と指摘。キム氏には「被告人は15歳にすぎない被害者を姦淫するにとどまらず、それを隠すために身体的・情緒的虐待行為まで犯した。罪質が相当に悪い」と叱責した。

ただし、検察の量刑不当の主張については「キム氏は犯行を認めており、一審で被害者が2000万ウォン(約212万円)を受け取り合意書を提出した。被害回復のために努力した事情を有利な情状として参酌する。原審の刑が、裁量の合理的範囲を逸脱して過度に軽く不当であるとは見えない」と説明した。

写真はイメージ
(写真=サーチコリアニュース編集部)

キム氏とパク氏らは韓国のインターネット上でうつ病コミュニティ「シンデバンペム」を運営し、同コミュティを通じて出会った未成年の家出少女を対象に性犯罪を犯した容疑などを受けている。

警察は2020年から翌2021年までの約1年間、彼らから性的関係を要求されたという被害者の通報を受けて捜査に着手した。

一審はキム氏に懲役2年、執行猶予3年、パク氏に無罪を宣告した。ただ、一審判決を不服とした検察が控訴し、二審が進められた。

(記事提供=時事ジャーナル)

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