添い寝サービスを提供する日本の「添い寝カフェ」が韓国で注目を集めている。
最近、香港メディア『サウスチャイナ・モーニング・ポスト』が日本の添い寝カフェについて報じたところ、その内容に対して様々な意見が寄せられているのだ。
同メディアは、「保守的な社会規範が強い日本では、親密な関係や近しいつながりを避ける若者が多い。自己抑制や他人に迷惑をかけないことを重んじる文化が、若者の孤独感を助長している」と指摘した。
記事では、16~24歳の日本女性の45%、日本男性の25%が性的接触に無関心、または嫌悪感を抱いているとし、添い寝カフェが「孤独感を和らげるための独自の解決策を提供している」と紹介した。
実際に東京にある「添い寝屋」というカフェについて報じており、「同店で20分の昼寝をする料金は3000円、10時間の宿泊コースは5万円だ。追加料金の1000円で、ウエイトレスの膝に頭を乗せたり、3分間抱き合ったりできる」と伝えた。
カフェのウエイトレスであるフキは「多くのお客さんが友人や同僚に対して心を開くのが難しいと感じている」と語った。
男性客のイノウエさんの例も紹介されており、彼は「実生活で女性と話すと、何を考えているのかわからない。たとえ笑顔を見せても、裏で嘘をついたり批判したりしているかもしれない」などと答えている。
このサービスを利用する際、最初は恥ずかしいと感じたものの、最終的にはフキの膝に頭を乗せたという。同メディアは「彼は“会話はリラックスできて楽しかった”と満足そうだった」と、イノウエさんの様子を伝えた。
この添い寝カフェの報道に、韓国のオンライン上で様々な意見が出ている。
肯定的なコメントとしては「性的な意味ではなく、誰かによくやってると癒してもらいたいときがある。家族や友達には頼みにくいし、自分を知らない、今後会うことのない人にやってもらえたらいいなと思う」「外見が権力のこの世の中で、権力から外れてしまった人たちの夢を叶えてあげる良いカフェだと思う」「彼女にご飯をおごったり服を買ってあげたりしても、あんなことはしてくれないのに、4万ウォンなら悪くないね」といった声があった。
一方で、「もう少し身だしなみに気を使ったほうがいい。自分自身に悪いと思わないのか」「そこに行くお金でジムに通って運動するなり、整形するなりすればいいのに」といったネガティブな反応も見られた。お金を払って一時の癒しを得るのではなく、外見など、自分自身を磨いたほうがいいという考えが根強いようだ。
他にも「女性は楽に稼ぐね。寝てるだけで」「本当に日本らしいサービスだ」「さすが性進国」「韓国でも需要がありそう」といった声も少なくなかった。
添い寝カフェの存在は、日本特有の社会的背景や若者の孤独問題を反映しているとした香港メディア。賛否両論あるものの、こうしたサービスが現代社会における人間関係の新たな形として定着するか、引き続き注目される。
(文=サーチコリアニュース編集部O)
■「日本は本当に貧乏になった」東京を“アジアの新たな性ツーリズムの首都”と報じた海外メディア
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