小学生の間で性暴力被害が発生する事件が韓国で発生した。
韓国JTBCの時事番組『事件班長』が10月21日に放送した内容によると、被害を受けた小学生A君の母親は去る4月、江原道のとある小学校に通う小学生同士の間で性暴力事件が発生したと主張した。
加害者であるB君はA君を自宅に誘い、ズボンや下着を脱がせ、主要部位を撮影したという。その過程でA君が反抗すると、B君はマスク用のストラップでA君の手を縛り、凶器を持って「逃げたら指を切り落とす」と脅迫した。
その後、B君はA君をトイレに引きずっていき、「撮らなければ家に帰らせない」などとして主要部位などを撮影。その動画には、B君の「早く帰りたければ早く終えろ。まだ見えていないだろ」という声が収められていた。
被害を知ったA君の母親は「自分の子供が境界性知能障害を患っていることを狙って、B君がこのような犯行に走ったようだ」と主張。学校側にも事実を知らせた。
ただ、その後の学校側の対応が不十分だった。
学校側は、2人が6日間、物理的に遭遇しないように分離措置をとった。また、6月には学校暴力対策審議委員会が開かれ、B君に対して「出席停止10日」という処分が下された。審議の結果を見ると、B君の暴力の深刻さと故意性は認められたものの、「継続性」がないと判断されている。
しかしB君による暴力は、過去にもあったことが確認された。約1年前、B君はA君が閉めたドアにぶつかったことに腹を立て、A君の腕と手首を折れるほどにひねり、ギプスをしなければならない状態にした。この事件は、学校長の裁量で、B君にカウンセリング治療を推奨する形で解決されたという。
A君の母親は今回の決定に対して、強い憤りを感じた。A君の母親は「加害生徒の両親は、学校暴力委員会の前に謝罪し、『転校を検討する』と話していたが、出席停止10日の処分が出ると、すっかり姿を消した」と述べた。
あまりに酷い事件に、オンライン上では「触法少年はなくすべき」「被害に遭った学生に何の助けにもならず、不十分な学校の対応にもどかしさを感じる」「たったの10日だけ?信じられない」「いじめはすぐに告訴することが答え」「これはいじめのレベルではない」といった怒りの声が上がった。
A君の両親は教育庁への行政審判とB君に対する刑事告訴を進行しているという。
(文=サーチコリアニュース編集部O)
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