新型コロナの影響で飲食物のデリバリーやテイクアウトの需要が増えるなか、韓国では月間のオンラインショッピングの取引額が初めて16兆ウォン(約1兆6000万円)を超えた。
韓国統計庁が7月6日に発表した「オンラインショッピング動向」によると、去る5月のオンラインショッピング取引額は16兆594億ウォン(約1兆6059億円)で、1年前の同月に比べて26.0%も増加した。
特に、「飲食サービス」(配達飲食2兆1417億ウォン、62.2%増)と「飲・食料品」(2兆425億ウォン、38.1%増)で大きな伸び率が見られた。この2品目でオンライン取引額全体の4分の1ほどを占めている。
また、「家電・電子・通信機器」(1兆8528億ウォン)は19.7%増、「衣服」(1兆3754億ウォン)は2.4%増、「生活用品」(1兆3357億ウォン)は13.3%増となった。
他にも、「農・畜・水産物」(42.5%増)、「eクーポンサービス」(43.9%増)、「文化とレジャーサービス」(33.9%増)、「自動車・自動車用品」(178.7%増)、「旅行と交通サービス」(38.4%増)、「化粧品」(24.1%増)などが高い増加率を見せた。
去る5月のオンラインショッピング取引額のうち、モバイルショッピングの取引額は11兆4346億ウォン(約1兆1435億円、前年同月比31.6%増)で、全体の71.2%(前年同月68.1%)に上った。
韓国統計庁のイ・ミンギョンサービス業動向課長は、「最近景気が回復する兆しを見せ、オンラインショッピング取引額の増加率が高かった」とし、「飲食サービスと飲・食料品が増加傾向を牽引した」と説明した。
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