日本と韓国、両国どちらも無視できないのが少子化問題だ。
【注目】「地球上で真っ先に消え去る国は韓国」…“人口絶壁”の原因は?
とりわけ、韓国の合計特殊出生率は2022年まで7年連続で低下し、同年に過去最低と並んだ日本や経済協力開発機構(OECD)諸国平均をも大きく下回っている。もはや国の存亡に関わる問題とも言えるだろう。
実際、10月25日に韓国統計庁が発表した「2023年8月の人口動向」によると、今年8月の出生児数は昨年同月より12.8%(2798人)減少した1万8984人と集計されている。
韓国国内で該当月の出生児数が2万人を下回ったのは今回が初めてだ。5月と6月には1年前の同期間より婚姻件数が多かったものの、7月に入り前年比より再び下降したことも明らかになっている。
また、出生率が下がる一方、8月の死亡者数は3万540人で、1年前と比較して1.7%(500人)増加している。
これにより、韓国では8月に人口が1万1556人自然減少したことになり、2019年11月から46カ月連続での人口自然減少となった。
このように人口減少に歯止めがかからない状況を受け、韓国国内では「私の周りの30代はほとんど結婚していない」「経済が傾いているのに、どうして家を買って子どもを産もうと思うのか」「韓国は国としてもう老いた」「これからは、空き家が増えていくだろうね」「政治家たちは本気で対策しようとしていない」など、嘆きの声が多く上がっていた。
かつて、韓国統計庁は人口の減少が今後さらに加速すれば、約50年後には毎年51万人の自然減少が起こると予測している。
韓国の現在の人口が約5000万人であることを踏まえると、今が徹底的な対策を打てるギリギリのタイミングかもしれないが…。
(文=サーチコリアニュース編集部)
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