韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領の支持率が過去最低を記録した先週から微増した。
ただ、支持率は20%台にとどまっている。
10月7日、韓国の世論調査会社リアルメーターが『エナジー経済新聞』の依頼で9月30日から10月4日まで、全国18歳以上の有権者1504人を対象に調査した結果、ユン・ソンニョル大統領の「国政遂行肯定評価」、いわば支持率は27.9%だった。
これは、9月23~27日に行われた同調査で過去最低の25.8%から、2.1ポイント上昇した数字だ。
年齢層別では、30代が3.7ポイント下落したが、70代以上(5.4ポイント上昇)、60代(5.0ポイント上昇)、50代(3.3ポイント上昇)で上昇した。
リアルメーターは「支持率の弱い流れが一時的に止まったが、国政監査がどのような変動要因になるか注視する必要がある」と分析した。
国政監査とは、国会議員が行政府を筆頭とした国家機関の歩みに対する監査と監察を進め、社会的な問題などについて議論する公開聴聞会のこと。
第22代国会初の国政監査が本日(10月7日)から始まり、11月1日まで続く。
野党の「共に民主党」は、この国政監査をユン・ソンニョル政権の2年6カ月間の暴走を終わらせる「徹底追及の国政監査」にすると意気込んでいる。一方の与党「国民の力」は、終わらせるべきは民主党の「立法暴走」だと反論した状態だ。
この国政監査の結果次第で、ユン・ソンニョル大統領の支持率も大きく上下するという分析だろう。
なお今回の国政遂行評価調査は、信頼水準95%で、標本誤差は±2.5ポイントだ。
(文=サーチコリアニュース編集部O)
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