韓国の1人当たりの国内総生産(GDP)が日本を上回るという国際通貨基金(IMF)の展望が出た。
10月24日、韓国銀行などによると、IMFは10月22日発表した「世界経済展望(World Economic Outlook)」の報告書で、韓国の1人当たりのGDPを3万6132ドルと推定した。
これは日本の1人当たりのGDP(3万2859ドル)を上回る数字だ。
IMF基準の韓国の1人当たりのGDPは、2021年の3万7518ドルから2022年3万4822ドルと下がったが、2023年に3万5563ドルに増加した。2024年も前年比1.6%増加した数字だ。
一方で日本は、2023年が3万3899ドルであったため、2024年は前年比3.1%減となった。韓国との差がさらに広がったという評価だ。さらに日本は今年、台湾(3万3234ドル)にも追い抜かれている。
IMFは、韓国が2027年に1人当たりGDPが4万ドルを突破すると予想した。
韓国銀行の関係者はIMFの推定値について「円安の影響で日本のドル基準の1人当たりGDPが相対的に低く出たのだろう。日本の低成長の流れも考慮されたと見られる」と述べた。
1人当たりGDPが日本を大きく上回ったというニュースを受け、韓国オンライン上では「隔世の感がある…90年代の日本はとてつもなく高い壁だったのに」「ちょうど30年前の1994年、韓国が初めて1万ドルだったとき、日本は4万ドルだった」「韓国はこれ以上、反日など、日本にトラウマを抱く理由はない」「日本よりも豊かな国なのに、妙に被害意識が強くて不幸に感じる人が多いのが残念」といった声が上がった。
今後も日韓の1人当たりGDPの格差がさらに広がるのか、関心が集まっている。
(文=サーチコリアニュース編集部O)
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