ロシアに派遣された北朝鮮兵、数百人がミサイル空襲で死亡したというウクライナ現地の報道があった。
韓国の国家情報院も関連情報を入手し、具体的な死傷規模などを確認中だ。韓国情報当局が北朝鮮軍派遣部隊の死亡情報を公式に確認したのは、今回が初めてだ。
11月24日、ウクライナメディア『RBCウクライナ』やアメリカの軍事専門メディア『グローバルディフェンスコーポレーション』などの海外メディアによれば、戦争関連の情報を提供するテレグラムチャンネル「ドシエ・スフピオナ」は、20日にウクライナがイギリスから支援を受けたストームシャドー巡航ミサイルでロシアのクルスク地域を攻撃したと報じた。
ウクライナは最大で12発のストームシャドーミサイルを発射したとされ、その一部が北朝鮮兵やロシア軍の将校が使用する施設に命中したと現地メディアは報じている。
現地メディアによれば、当時の攻撃で18人が死亡、33人が負傷。負傷者の中には北朝鮮兵3人が含まれているという。この北朝鮮兵の負傷者は男性将校2人と女性1人で、この女性は医務兵とされているが、通訳であった可能性もあるとRBCは付け加えた。
北朝鮮軍の被害規模が数百人に上るという主張も出ている。
『グローバルディフェンスコーポレーション』は、ミサイル空襲で北朝鮮兵500人が死亡したと報じた。しかし、500人が死亡したとする情報の具体的な出所は提示されなかった。現在、クルスク地域には約1万1000人の北朝鮮兵が配備されていると推定されている。
「北朝鮮兵の大規模死傷説」が広がるなか、国家情報院も関連情報を入手したことが確認された。ただし、入手した情報による北朝鮮兵の具体的な被害規模や情報入手の経緯、信憑性などについては明らかにしなかった。
国家情報院はこの日、「ウクライナ戦争に派遣された北朝鮮軍の死傷者が発生したという具体的な情報があり、詳細を精査中だ」と明らかにした。
(記事提供=時事ジャーナル)
■ロシアに派遣された若い北朝鮮兵は“弾除け”ではない…「最恐」のワケ
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