ウクライナを訪問していた韓国与党「国民の力」のユ・ヨンウォン議員が「北朝鮮がウクライナに追加派遣した約1500人の兵力がすでに戦場に投入されたと把握されている」と述べた。
ユ議員は3月5日、CBSラジオの『キム・ヒョンジョンのニュースショー』に出演し、ウクライナ国防省情報総局の情報を引用してこのように発言した。
北朝鮮は2024年10月、約1万1000人規模の兵力をロシアに派遣したことに続き、今年1~2月にも追加で兵力を送ったとされている。
ユ議員は「ウクライナ情報総局のブリーフィングを受けたが、公開しても良い部分だけを公表する」とし、「(兵力を)補充する目的で追加派遣が行われており、さらに別の規模の兵力が投入の準備を進めているとウクライナ政府側から聞いた」と明らかにした。
また、北朝鮮軍の死傷者について「韓国の国家情報院では約3600人と推定しているが、ウクライナ情報総局はブリーフィングで約4000人と報告していた」とし、「戦死者は死傷者の約10%程度と見ているようだ」と説明した。
ユ議員は「負傷者が3000人以上いるのに捕虜が2人しかいないというのは常識的に合わないため、追加の捕虜がいるのではないかと尋ねたが、(ウクライナ側は)いないと答えた」と述べ、「負傷者が自爆するケースが多いため、このような状況になったと説明を受けた」と明らかにした。
また、ウクライナ出張中に出会った北朝鮮兵の捕虜であるペク氏が、北朝鮮兵の訓練について証言した音声録音ファイルも公開した。
北朝鮮偵察総局所属の捕虜であるペク氏は「様々なことを学ぶが、最も重視されるのは体育訓練だ。強度が非常に高く、涙が出るほど厳しい訓練を受ける」とし、「1週間で100里(約39.27km)を走り、月の最終日には200里を走る。100里は4時間、200里は8時間かかる。(背負うリュックの重量は)20~25kg」と証言した。
(記事提供=時事ジャーナル)
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