先月、球団が発表したところによると、ガゼルマンはパスポートの盗難に遭い、日本への入国が遅れている。
当初は今月スタートした沖縄・宜野湾での春季キャンプに合流する予定だったが、パスポート盗難によって合流時期が未定となった。球団は中旬頃の合流を期待しているという。
そんなガゼルマンと同じく、韓国でもパスポート関連問題で世間を騒がせた選手が過去にいた。
現役時代、アリゾナ・ダイヤモンドバックスやボストン・レッドソックスなど長年メジャーリーグで活躍し、日本でも2011年に東北楽天ゴールデンイーグルスに在籍した“韓国のサブマリン”ことキム・ビョンヒョン(金炳賢)のことだ。
キム・ビョンヒョンは今から14年前の2009年、WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)を控えて韓国代表がハワイキャンプを行おうとした際、パスポートを紛失したことで最終エントリーから外されたことがある。
その後、パスポートは見つけ出したものの、一連の騒動でキム・インシク監督やコーチングスタッフなどの信頼を失い、最終的にWBC本大会に出場することができなかった。
福岡ソフトバンクホークスで2018~2021年にコーチングアドバイザー、2022年に監督付特別アドバイザーを務めたキム・ソングン氏は当時、「太極旗(テグッキ/韓国国旗)を見下した振る舞いだ。キム・インシク監督に対する裏切り」と述べ、キム・ビョンヒョンを強く批判した。
キム・ビョンヒョン本人も、自身のファンカフェで「町内野球選手になってしまった自分自身、3流のコメディアンだ」とし、「国家代表選手として絶対にしてはならない大きな過ちを犯した。一瞬の不注意で、町内にいるようなただの野球選手になってしまった。深く反省している」と謝罪の意を表していた。
(記事提供=OSEN)