始まる前から大揺れのNHK紅白合戦、aespa問題は何が争点なのか。反対12万署名が集まる背景

2025年12月07日 K-POP #アイドル #音楽
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大みそかのNHK紅白歌合戦に初出場する予定のK-POPガールズグループaespaをめぐり、日本国内で批判が高まっている。

発端は、中国出身メンバー・ニンニンが2022年に投稿した“きのこ雲型ライト”の写真だ。広島・長崎への原爆投下を想起させるとして大きな論争となった投稿が、紅白出場決定を機に再び問題視される形となった。

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オンライン署名サイト「Change.org」では、11月時点で6万7000人だった賛同者が急増し、12月3日には12万人を突破。「原爆ライトだなんてふざけている」「みんなが楽しむ祭典に相応しくない」といった批判の声が寄せられ、世論が大きく揺れている。

こうした状況を受け、12月2日の参議院総務委員会で日本維新の会・石井苗子議員がNHKの判断を追及。「出場判断をどう整理したのか」と質したところ、NHK・山名啓雄専務理事は「原爆被害を軽視・揶揄する意図はなかったことを所属事務所に確認している」と回答し、出演に問題はないとの見解を示した。

また、紅白出演者の選定基準について「今年の活躍、世論の支持、番組企画との適合性をもとに、NHKが自主的に判断している」とも説明した。

一方で、署名活動の規模が急速に拡大していることから、韓国メディアも「ボイコット運動にまで発展」「深刻な状況」と報じ、日本国内の動きを注視している。

aespaは今年、日本1stシングルで正式デビューし、アリーナツアーでは延べ10万人を動員。現在も日韓を跨いで大型ツアーを開催しており、来年には東京ドーム・京セラドームでの初ドームツアーが控えている。そんな人気グループが“日本の国民的番組”の舞台に予定通り立つのかどうか、視線はNHKと所属事務所の今後の判断に集まっている。

aespa(写真提供=OSEN)

NHKが「問題なし」としたことで、出演の可能性は高まったように見える。しかし、12万人規模に膨れ上がった反対署名にどう向き合うのか。aespaをめぐる議論は、まさに今、緊迫の度を増している。

文=サーチコリアニュース編集部

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