BTSの運命もこれで一変した!? 韓国音楽界を支配する「曲名運命論」とは

2018年11月06日 K-POP
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韓国音楽界で囁かれる「曲名運命論」をご存知だろうか。

もともと歌手と曲名は切っても切れない関係なのだが、韓国歌手の中ではなぜか曲名通りの人生を歩んでしまう人が多く、“歌手は曲名に導かれる”という俗説が広く信じられている。

実際のところ、1989年に『最後のコンサート』という曲を発表したイ・スンチョルはその翌年に大麻喫煙が発覚し、6年間テレビ出演を禁止された。

1995年には『間違った出会い』をヒットさせたキム・ゴンモが、楽曲を提供した作曲家兼プロデューサーと大いにもめて絶縁。

曲名に運命をかける歌手も

一世を風靡したDEUX(デュース)のキム・ソンジェに至っては、ソロアルバムのリリース2日目に突然死を迎えるのだが、そのアルバムには『最後の歌を聞いてくれ』という曲が収録されており、人々をゾッとさせた。

2000年に入っても「曲名運命論」は相変わらず有効で、Mr.2やV.O.S、SE7ENなどが曲名と同じ状況に陥る経験をしている。

このような不祥事から、多くの歌手や音楽関係者が信じるようになった「曲名運命論」。

業界では曲名をつけるときになるべくネガティブな言葉を避けるのがほぼ常識になっているそうだ。

それで大成功を収めたのが、IUの「Good Day」(良い日)だろう。

見るからに縁起の良いこの歌が大ヒットしたおかげで、その後IUは輝く“良い日”を迎えられたと言っても過言ではないのだ。

また、2014年に『Good Luck』という曲を発表し、音楽番組のランキング1位を総なめしたBEAST(現Highlight)は、曲名について「まさに(運命論を)狙ったタイトルです。タイトルに合わせて歌詞をつけたくらいですから」と語ったことがある。

日本で人気のBTS(防弾少年団)も同じだ。

BTS

2ndアルバムの『WINGS』というタイトルは、「紆余曲折を乗り越えて立派に羽ばたきたいという意味を込めて」付けたものらしいが、それがぴったりハマって現在は世界を股に掛ける活躍を見せている。

ちなみに、曲名運命論も絶対に当てはまるわけではなさそうだ。

2016年に『Good Luck』を発表したAOAは同局で音楽番組1位に輝くも、ランキング操作疑惑が浮上。

また、メンバーたちの浅い歴史知識が炎上し、プロモーション活動を中止せざるを得なかった。

日本に古くから伝わる“言霊”とどこか似ている「曲名運命論」。

好きな歌手の運命を知りたければ、楽曲のタイトルに注目して見るのもアリかもしれない。

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