青年財団が調査!! リアル『イカゲーム』があれば参加するか、しないのか

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世界的なヒットを飛ばしているNetflixドラマ『イカゲーム』。多額の借金を背負った456人が賞金を賭けて、「だるまさんが転んだ」に始まり、「型抜き」や「つなひき」など、子供時代に遊んだことがあるだろうゲームに挑戦していくもの。ゲームの敗者は死のペナルティーが与えられる極限状態における、人間ドラマは視聴者を夢中にさせた。

イカゲームの発祥は日本? 逆起源説に韓国からも猛反論

ドラマのヒットは韓国内でも、多大な影響を与え、全国の学校では作中でも登場する韓国の古い遊び「イカゲーム」をやる少年・少女たちの姿も散見するようになった。また、ドラマに絡めたイベントや便乗商品なども、続出していて、韓国経済にも大きく貢献している。

そうした国内での影響を踏まえて、韓国の青年財団は、財団ホームページに加入している会員5万人(19~35歳)のうち、6036人が参加したオンラインアンケート調査結果を公表した。

同アンケートでは、ドラマの根幹でもある「456人の参加者のうち、1人の勝利者が賞金456億ウォンを独占すること」に関連した質問がされた。

質問内容は「456人が生き残って、全員が1億ウォンを貰う」のと、「ドラマ同様、個人が456億ウォンを独占する」のなら、どちらがいいかというもの。その結果は、なんと75%の回答者が「全員が1億ウォン」を選んだ。

ドラマの根幹部分を否定するかのような回答の多さは、韓国ネット民の間でも賛否両論の意見が出ている。

「1億ウォン貰えるだけでも十分でしょ」

「実際に『イカゲーム』が行われるとしても、命までは賭けられないと思う」

「現実に参加することになったら、金を独占しようとする奴のが多いに決まってる。きれいごとなんか参考にならない」

コメントにもある通り、命を賭けてまで一攫千金を狙う人は少ないようだ。

実際、別の設問で「一攫千金」と「持続的に少額を貰える」のを選ぶ問いでは、後者を選んだ回答者が71.2%と多かったことからも明らかだ。

こうした調査結果が出るのも、韓国の熾烈な競争社会に疲れた若者が急増している証明でもある。「共存」を掲げる若者が増えるのは、韓国社会にどのように影響していくのだろうか。

文=サーチコリアニュース編集部

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