思わぬ物がブームとなることもある。お隣・韓国で2022年に最も流行った商品のひとつは、SPC三粒(サムリプ)が2月23日から発売した「ポケモンパン」だ。
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これは1998年に初めて発売された商品で、当時はパンに同封された「帯ブチブシル」(帯び付きシール)コレクターたちから注目された商品であり、20年以上の時を超えて復活すると、コンビ二前には入荷待ちの列ができたり、シールが高額転売されたりと、問題も多発したが、空前のヒットとなった。
ポケモンパンブームは一過性のものだけではない。最近では「デジモンパン」が発売され、こちらも大ヒットを飛ばしているようだ。韓国セブンイレブンでは、デジモンパン発売の1週間で、パン売り上げが前年比の2倍にまでなった。
アニメ『デジモンアドベンチャー』を見ていた中高年世代を中心に売れているようだ。
また、去る2017年に配信され韓国で大ブームとなった『ポケモンGO』熱も再燃しているようで、月間アクティブユーザーが91万人にとどまった2月に比べ、3月110万人、4月126万人、5月149万人、6月187万人と増加傾向が続いている。特に去る7月にはMAU200万人を突破し、国内利用者数1位のゲームとなった。
こうした流れに韓国内では「空前のリバイバル。次は何が流行るのか」「なんで流行っているのか理解できない」「普段は日本批判しているくせに、こういうときだけは日本商品に群がる節操のなさ」など、様々な意見が飛び交っている。
ポケモンやデジモンのヒットと聞くだけでは、ここが韓国とは思えない。日本コンテンツ人気は健在なのはたしかなようだ。
(文=サーチコリアニュース編集部)
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