これを知ったら面白さが2倍!?「ブロマンス」の視点で楽しめる人気の韓国ドラマ3選

2022年09月13日 話題 #BL
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韓国のドラマで人気のジャンルと言えば、恋愛ものが思い浮かぶ。日本で人気の韓国ドラマといえば、『愛の不時着』、『太陽の末裔』、『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』など、圧倒的に恋愛ドラマが多い。

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しかし、恋愛ものに必ずといっていいほど出るのが「男同士の絆」だ。今流行りの“BL”とまでは言わなくても、“ブロマンス”ぐらいの関係性は描かれる。

ブロマンスとは「brother+romane」が合わさった言葉で、2人以上もしくはそれ以上の男性の近しい関係である。性的なかかわりはないが、非常に親密な関係を指す。

ドラマ視聴者も男女の主人公の恋愛を応援するが、気付いたら横の男同士の熱い友情に泣き、感動し、そしてときめく人も少なくないだろう。

メインの男女のラブストーリーの裏で進行しているブロマンスにも注目することで、ドラマを2倍楽しめる。

そこで、ブロマンスが上手く描写された日本でも人気の韓国ドラマ3選を紹介する。

トッケビ~君がくれた愛しい日々~(Netflix、ABEMAで配信中)

まずは、日本でもおなじみのイケメン俳優コン・ユ主演ドラマ『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』だ。

『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』韓国版ポスター

ドラマで一番有名なシーンでもありパロディでもよく使われる、逆光を受けてトンネルから2人が登場するシーン。このシーンは一度も見たことのない人はいても、一度しか見ていない人はいないだろう。

劇中、コン・ユ演じるキム・シンが神の力によって“不滅の命”を生きる“トッケビ”と、俳優イ・ドンウク演じる死神の、男二人の同居生活が描かれる。

犬猿の仲だった二人に、友情が芽生える。“恋バナ”をしたり、買い物に行ったり、まさに男同士の熱い関係をコミカルに表現した。

ある番組では喧嘩のシーンはアドリブも多かったと言い、息ピッタリの演技に抜群の相性を感じるとの声も多かった。

『トッケビ』は、「第53回百想芸術大賞受賞式」でテレビ部門大賞を受賞。主演を務めたコン・ユも、TV部門男性最優秀演技賞を受賞した。

刑務所のルールブック(Netflix、U-NEXTなどで配信中)

次にオススメなのが、『刑務所のルールブック』。

『刑務所のルールブック』韓国版ポスター

主人公は、パク・ヘス演じるプロ野球のスター選手キム・ジェヒョクだ。スーパースターが一夜にして犯罪者になり刑務所に入る。

主人公は刑務所で、誰よりも真面目で仲間思いの元ヤクザや、幼い頃から同性の同級生に思いを寄せる薬物中毒者など、個性的な受刑者と出会う。さらに、刑務官として働く親友ジュノ(演者チョン・ギョンホ)という心強い味方もいる。当初は馴染めないが、いつの間にか家族のような関係になっていく。

まず、このドラマで一番ブロマンス要素が強いのは、チョン・ギョンホとパク・ヘスの“親友”コンビだ。精神的にも身体的にも弱っていたパク・ヘスを隣で支え、立ち直らせる過程は本物の友情を描いている。

特に、チョン・ギョンホがパク・ヘスにバックハグするシーンは男同士の友情の頂点ではないだろうか。これこそが、本当のブロマンスだ。

また、ブロマンスとは別途にこの作品では、同性愛同士の恋愛も描かれた。多くはないが、愛や恋に性別は関係ないという真実がよく分かる内容だった。

D.P. -脱走兵追跡官-(Netflixで独占配信中)

最後に、日本でも人気を博したNetflixオリジナルシリーズ『D.P. -脱走兵追跡官-』だ。

『D.P. -脱走兵追跡官-』韓国版ポスター

今年開催された「第58回百想芸術大賞」で「ドラマ作品賞」に選ばれ、ホヨルを演じたク・ギョファンは「男性新人演技賞」に輝き、ラストで迫真の演技を見せた俳優チョ・ヒョンチョルは「助演男優賞」を受賞し、1つの作品から3つの賞が出るという作品となった。

本作は脱走兵たちを捉える“脱走兵追跡官”、通称「D.P」に任命された二等兵のジュンホ(演者チョン・ヘイン)と上等兵のホヨル(演者ク・ギョファン)がさまざまな事情を持つ人々を追いかけながら現実に向き合っていく物語。

韓国男性が避けては通れない“兵役”をかなり細かく描き出し、非常にリアルなセットをつくった。上官に名前を呼ばれるシーンでは本名を叫んでしまう役者もいたという。

チョン・ヘインが演じる真面目なジュンホとク・ギョファンが演じる陽気な性格が、良く調和されていた。

最初は一方的にホヨルを鬱陶しいと思っていたジュンホだが、辛い現場や問題を解決していくうちに信頼できる相棒へと変わっていく。

ジュンホの家で、ジュンホの家族とみんなでご飯を食べながら、ホヨルはジュンホを心配する母親に「僕らは前世で夫婦かも」「最高のパートナー」と安心させたり、上官にいびられているときはホヨルがジュンホを助けにきたり、言葉は多くなかったものの“無言のブロマンス”を感じたシーンだった。

このように、男女のロマンスや物語のテーマはしっかり見つつ、その横で繰り広げられている“熱い友情”にも注目すると、また違った視点でそのドラマや映画を楽しむことができる。

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